2020-08-07

賃貸を安く契約するとか色々

過去賃貸仲介会社に務めていたので契約、退去に関しては人より少しはわかるつもりでいる。

たまーにTwitterを流れてくる契約、退去を関する情報をみて苦笑いしてる。

これ、真に受けてそのまま実行しても上手くいくとは限らんぞと。

仲介手数料の「契約者の支払いは法律上0.5ヶ月だから1ヶ月払わなくていい」という内容について。

これは間違いです。

賃貸契約仲介手数料上限は税別1ヶ月なので別に違法でもなんでもありません。

仲介手数料は貸主、借主合わせて1ヶ月が上限なので、貸主から仲介手数料は貰ってなければ1ヶ月請求できます

恐らくですが今貸主から仲介手数料貰ってる業者はかなり少ないのではないでしょうか。

大体は広告料など別名義で貰ってます

ただ仲介手数料交渉余地が無い訳では有りません。

初期費用がもう少し抑えられるなら是非ここにしたい、他の不動産会社だと仲介手数料が半額だったのでもう少しでいいから下げて貰えないかなどと交渉してみたら営業さんが頑張ってくれるかもしれません。駄目な時は駄目ですが。

というか家賃ならともかく初期費用なら見積もり出された時点で金額をもう少し抑えられないか聞けば大抵は色々やってくれます。聞くのはタダですしそのくらいで嫌な顔されることはまともな営業であればありません。

退去についても民法改正だったり引越しシーズンになると良く流れてきます。主に畳の交換や床の凹みは貸主負担から払う必要はない!ってやつです。

これ退去時に言っても意味無い可能性が高いです。

4月民法改正原状回復について定められましたが、契約書に退去時の借り主負担範囲について明記されていれば契約書の内容が優先されます

国交省ガイドライン民法に従う範囲契約書に明記されてない内容についてなので、不動産会社は大体契約書にクロスの張り替えや畳については借主負担と明記します。

なので退去時の負担については契約前に話して契約書に明記して貰わないと駄目なんです。

とはいえ厄介な事に原状回復については地域の慣習に寄るところがあるので、民法改正を出しても渋られるため非常に交渉が通りづらいし下手すると契約を断られます。初めて住む土地であれば不動産屋に先に聞いておいた方がいいです。法外な金額請求されないように目安金額を明記が落とし所かなと

兎にも角にもお金については契約前にきっちり聞いておいて契約書に明記しておくことが非常に大切です。

内容確認しなかったり、説明を聞き流してなんとなくの理解で判子は押さないようにして下さい。

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