2020-07-11

赤ちゃん塩味だけわからない。

 らしい。生後一年以内の赤ちゃん大人よりもずっと味覚が敏感で、特に酸味や苦味のような命に関わる味(腐敗したものの味)は受け付けない。

 命取りになる味といえば塩味だってそうで、乳幼児腎臓は未発達であり、成人が摂取するほどの塩分でも継続的に録れば腎臓障害を負ってしまうほど。なのに赤ちゃん全然といっていいほど塩味に反応しないし、結構大きくなるまで塩味には鈍く、大人がぎょっとするほどの塩辛ものを平気で食べてしまったりする。

 いつだったか、一歳くらいの赤ちゃんに対して保育士高濃度塩分入りの飲み物を飲ませて塩中毒で死なせてしまうという事件があった。あのとき、どんだけ酷い強要をしたらそんなもんを赤ちゃんに飲ませることができたのか! というブコメだかツイートだかを見たけれど、それは単純なことで、赤ちゃん塩味に対して鈍感だからミルクや好物のジュースなんかに塩を入れられても気づかないで飲むというだけだ。

 赤ちゃんが何故塩味に対して鈍感なのかというと、もっぱら母親の乳を吸って生きているからだろう。母乳の質というのは母親がどんな食生活をしていても一定なのだそうで、つまり母親塩分過多な食生活をしてても赤ちゃん母乳から摂取する塩分に変化はない。乳飲み子は塩分過多で病気になったり死んだりすることに対策を取る必要がないわけだ。

 あとは、塩分というのは赤ちゃんが口に入れるほどにはそこらの環境には転がっていない、レア物質なんだろうなということ。赤ちゃんとってというより、人間にとって塩というのはレアものなのだろう。

そんなことをこの↓増田を見てふと思った。

anond:20200711134935

 

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