今から7年前、資産が100万未満まで落ち込んだけど、その後に、自宅の売買とか、仕事で昇進したり、幸運が重なって資産が5000万を少し超えた。
どん底に落ちた日から、株取引はやめて、仕事に打ち込んだ。株価や経済情報は見ていたが、資金もないし、買うと金額の大小に関わらず、気になってしまうので。
とはいうものの、アベノミクスによる金融緩和で、株などのリスク資産が、長期的には価値が上がるんだろうなということは感じていたが、自分にはお金もセンスもないので、どうしようもないと諦めていた。
そんなおり、家の近くに新しいマンションが立つことになった。モデルルームにひやかしに行ってみたら、今住んでいる賃貸のマンションとは比べるべくもない豪華な作りでQOLが上がることは容易に想像できるものだった。しかも、ローンを組めば何とか買えそうな値段だった。
独身でマンション買うとか、それまでの自分の常識だとありえない選択肢だったのだが、冷静に考えると、資産をもたないサラリーマンがアベノミクスの波にのる唯一の手段のように思えて、都会の値段が下がりにくいエリアのマンションを買うことにした。
マンションは、資産がそれほどなくても、銀行が低利で大金を貸してくれて、アベノミクスによる資産価値の拡大が望める、サラリーマンの希望のような物でした。
マンションを買ってから、人生が好転しだした。彼女が出来て、結婚して、子供ができた。
不思議なことに、自分のマンションでは、男女問わずそういう人が沢山出てきた。入居時は、独身だったのに、気づけば家族ができている。その後、自宅を売買して、今の資産になった。7年前に、欲しかったものが全て手に入った。