感情がでてきた でてきたぞ!
夜ですからね 夜といえば感情だ 感情といえば夜ってことはないな
(トゥナイトのトゥってなんなんだろうな)
この夜は人生で一回なのにやってることが増田かよ?俺はいまから短パンを履いてサンダル突っかけて近所の川に出かけることだってできるんだ たぶんそれなりに思い出になるぞ だってそんなことは滅多にやらないからな
夜に外をみると、人間が抱いている闇への恐怖、あるいは闇というものを徹底的に排してやるという偏執的な憎しみみたいなものを感じてこわくなることがある
ぜんぜんくらくないんだ 誰が通るわけでもないのに、夜じゅうずっとただそこを照らすためだけに光っているものが沢山ある 本当にぞっとするくらいたくさんだ
窓の明かりは消えても、通路の明かりや街灯は消えないんだ 本当の闇なんてものは人里にいる限り存在しえないのかもしれない
そういう、殺された闇の中を川に向かって歩くわけだ この季節だからたぶん蚊なんかが結構いて、2キロ歩いて河川敷につくまでには8箇所くらいさされるかもしれない
川沿いにはなにがいるだろうか ヤンキーがいるかもしれないな おれは夜に外に出ないから、夜の生物相をしらないんだ 川にも行かないから川の生物相もしらない しらないところのしらない時間とはいえ、マイナス同士の掛け算でプラスになるってことはないのが切ないところだ
さすがに河川敷には光が少ないから、ちょっと星が見えやすかったりするかもしれない そうするとおれは夜空を見上げようなんて気持ちになるかもしれないな
でも裸眼だと星は全然見えない だからメガネをかける そうするとにわかに空に星が散るわけだ
散るなんて言い方も無責任なもので、やつらはただそこにあるだけだ だいたい、たいていの星はみえてないんじゃないか?しょせん光ってる星しか捉えられないのがおれの目の悲しいところだよ
全部めちゃめちゃに光ってる星ばっかりで、もちろんそんなところに生き物は住めない 惑星をこそみたいのに、暗くて見えないんだ
悲しいよなあ 地球だってそうなんだろう 遠くからは到底見えない ただてらされてるだけだ 照らされた星の上で闇を照らしてよろこんでるんだ 人間はかなしいねえ
ほんとうにかなしくなってきた ああ
みんな生きてるんだけど、いみがわからないんだ うっかりうまれてしまったばっかりによ
死ぬのが怖いんだ 本能に怖がらせられてるんだ ほんとうはこわくないのかもしれない
星を見るっていってもおれは堪え性がないからどうせすぐにあきるんだ、それですごすご帰ることになる
河川敷で座ってる間に6箇所、帰り道に4箇所蚊にかまれる 家に帰ったら3時ちかくて、からだが痒いなあと思いながら寝るって寸法
いいのかわるいのかわからないな
いつか行くかもしれない 夜の川に そのまま飛び込んでしぬのもわるくないけど、残念ながら死ねるほど深くないんだな かなしいよ
ちょっとわかる、体調をくずすのに24時から本番だとおもっちゃう でも寝ような