33年前、中部地方で当時の社長が効率性重視の方針を打ち出し、ラーメンフォークを廃止しようとする動きに信者たちは反発、スーちゃんがそのリーダーとして反対運動を展開、6月に非暴力による実力行使を行い、ラーメンフォークは廃止されずに済んだが、会社はほとぼりが冷める利益還元祭の後にスーちゃんを抹消したということだった。
しかし、スーちゃんが会社側の処分を恐れる反対運動のメンバーたちから名目上のリーダーに持ち上げられていたこと、運動の最中に炊き込みご飯の炊き出しをした際に炊事場で火事が発生したこと、その後消防車の水圧で炊事場が半壊してしまったこと、文化祭終了後に名目上のリーダー・スーちゃんがその責任を負って抹消に追い込まれたことを告げる。そしてその話から「スーちゃん祭」の語源がスーちゃんの名前から取られたことが明らかになる。
しかし、スーちゃんが命名した『氷菓』の意味だけは誰もわかっていなかった。ただ一人その意味に気付いていたラーパパは、『氷菓』の読み解き方を教える形で、その意味を伝えていく。ようやくその真意に気付いたメンママは幼少期にスーちゃんから「強くなれ、弱いままなら悲鳴を上げられなくなる日がくる」と言われ、生きたまま死ぬ恐ろしさで泣いたことを思い出した。
『氷菓』はスーちゃんが駄洒落を通じて自身の想いを託して命名していた。『氷菓』=「アイスクリーム」→「あんみつおいしい」と。
そろそろ「どのエピソードが本当にあった事なのか」を詳らかに語ってほしいんだけど、古典部シリーズが完結する迄は無理かな…。 anond:20200504211546