2020-03-11

疫病の戦略

つらつら考えたこ

今のコロナ騒ぎは、世界中人間毎日大勢移動してることで拡大した

これがもし千年前なら、無症状のキャリアもそこまで広い範囲ウイルスをばら撒くことは出来なかっただろう

代わりに飲料水なんかを通じてある程度拡散したのだろうか?

それでも、海や山を越えて分布域を広げるのは難しかったに違いない

そう考えると、今このタイミング人間拡散する能力を得た新コロナは、

めちゃくちゃ上手いことやったと言えるかもしれない

人間宿主としないウイルスなら、拡散ハードルもっとずっと上がるだろう

ネズミや虫などは今や人間と一緒に世界中どこへでも行き得るが、

基本的には宿主生物の生息域=ウイルス拡散可能な最大領域なはずだ

そう考えると、鳥インフルは強い

ある鳥から別の鳥へと宿主を何度か乗り継げば、かなり短期間でユーラシア大陸くらいは制圧できそうだ

行動範囲の広い生き物というなら、魚はどうだろう?

軽く調べてみたが、特定水域での流行はあるものの、大陸レベルでの同時期の感染という話は見つけられない

水を介して感染するなら直感的にはかなりやばそうな印象を持つが、

案外そこまででもないのか、単に海の中でのことは調査が難しくて追い切れていないのか

では逆にほとんど移動しない生物、たとえば植物宿主にした場合ウイルスはどうするのか?

これまたざっと調べたところ、様々な動物や原生生物を介したり、

世代から世代花粉や種を通じて感染したり、

傷ついた植物同士の樹液を介して感染したり(農作業や、動物に踏まれたり齧られたり等だろう)するらしい

ウイルスの生き残り戦略は移動範囲の拡大だけではないだろうが、

移動という一面だけで見ても、宿主に合わせていろいろな方法があるもの

生き物ってすごいね

  • 出発点がコウモリとか、感染症の感染源となる生物はかなり決まっているのではないかな 吸血鬼は創作であり、コウモリとの接点も最初はなかったはずだが、吸血のコウモリがいること...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん