初めて増田に書き込みます。ずっとROMってただけに、やっと書けて嬉しい。そんな陽の気持ちの一方、これから書きこむのは暗い内容。
私はラブソングが昔から好きで、あんな恋愛ができたら、とずっと憧れてきた。しかし近年それが叶わぬ夢であることを知り、カラオケで一人、西野カナの『Bedtime story』を歌いながら泣くはめになってしまった。
昔(自分の容姿が平均を下回っていると気づく前)は希望があった。高校時代、当時は自分の顔の造形がまずいとは思っていなかったから「今はすっぴんデブでも大学生になって痩せて化粧なりなんなりすれば彼氏はできる、ラブソングのような恋愛はできる」と思っていた。
しかし大学3年生の冬、自分の容姿が上中下でいうなら“下”に分類されると知った。どおりで高校時代より痩せても化粧してもおしゃれしても彼氏ができなかったわけだ。それから1年くらいたってからだったかな。徐々にか急にかもはや覚えてないが、ラブソングを昔ほど楽しめなくなった。
昔は、自分も将来こんな風に愛され愛すことができるという期待があったからこそ歌詞の甘い言葉にキュンキュンできていたのだ。
それが今はどうだ。相変わらずラブソングは好きなんだけども、「結局ラブソングの歌詞のような恋愛ができるのは普通以上の容姿(か恋愛偏差値)をもった人だけなんだな」と思いながら聞かざるを得なくなった。歌詞の種類と私の感想は以下。
・女性が付き合っている恋人(男)を想う歌詞→「私にはこんな恋人などできないんだろうな」「私がこの歌詞のように好きになった人とは付き合えないんだろうな」
・男性が付き合っている恋人(女)を想う、あるいは男性の片思いの歌詞→「私をこんな風に思ってくれる人などいないんだろうな」「その歌詞の彼女はどうせかわいいのだろ」「かわいい娘限定なんだろ」
このパターンが最もきついかもしれない。歌詞それ自体は甘々で大好きなだけに、それが一生自分には向けられないと分かると辛い。
…こう思うと、高校時代は本当にピュアだったな。自分をブサイクと思わず、彼氏ができないからとひねくれることもなく、純粋にラブソングを楽しんでいた。
冒頭に戻る。カラオケで西野カナの『Bedtime story』を歌っていると、例の「私にはこんな風に愛し愛される関係の人など一生作れないんだな」という思えてきて涙が溢れてきた。カラオケで一人ブスが恋愛ソングを歌いながら泣いている。はたからみたらさてどれほど滑稽だっただろうか。幸い誰にも見られなかったけど。
曲の歌詞を自分自身と重ね合わせて聴く人って本当にいるんだね 俺はあくまでその歌手の心境(もしくは主題歌になってる作品の登場人物)だと思ってるけど
男だけどよくわかる