エヴァンゲリオン見たんだけど確かに最後の2話はよくわからなかった。
わからなかったというより、伝えたいことはなんとなくわかるけど結局彼らはどうなったの?っていう疑問が残ったという方が正しいかもしれない。
人類補完計画とはなんだったのか?シンジ君の精神的成長が見られたのはいいんだけど現実世界では何が起こっていたのか?ゲンドウの目的は何だったのか?などなど...
ただ名作といわれるだけあって、表現技法や伏線、キャラ作りは見事だったと思う。
心の闇をテーマにしていること、ツンデレな幼馴染的存在、寡黙でミステリアスな同級生、BL要員の美少年を筆頭として、キャラが非常に魅力的だった点がオタクの心をうまくつかんだんだなあって思った。
表現技法の方だと、終盤の方で窓の金具の部分の影が十字架の様になってて、それがゲンドウの影に重なって「十字架を背負う」構図になってたとことかしびれたよね。(多分気づいてないとこ結構あると思うんで詳しい方教えてください)
そしてなにより、アニメという尺が限られていた媒体の中できれいな形で終わらせ(られ?)なかったことで、考察の余地を存分に残し、作品への妄想が無限に広がるといういわばミロのヴィーナスのような「不完全の美学」が成立したことがこの作品を語り継がれる名作へと昇華させたんだなと感じた。
ヲンな、