ポケモンGoのTL40から申請が可能になった。それに伴ってWayfarerという審査機能も開放された。
そもそもこのポケストやジムはIngressのポータルが元になっている。多くの人はここから先が理解できていない。ポータルは人が探して登録したものが大半だ。IngressはFieldTripというアプリを原点に作られているため、ポータルになりそうな現実のものを探して申請し共有するという作業自体が、ゲームの根幹に有る。Ingerssだけがポータルを登録できたのは不公平でもなんでもなく、ゲームの機能として最初から備わっていたから。そういう文化があったから。
ではポケモンGoはどうかといえば、ポケモンのコレクション機能にフォーカスしている。別にポータルを見つけるゲームではない。はっきりいえば、ポケストなんてポケゴーにとってはどうでもいい存在だろう。
なのにそれを開放する意味はあるのか?
審査している人ならわかっているが、すでに田舎ですら大半の建築物や地蔵や鳥居が申請済み。人数を多くしても少ないパイを奪い合うしかない。もし強引に増やしたいならば偽造しかないだろう。だけどそういった偽造も多くの人が見れば見抜かれる。最初から増えないことをNianticはわかっているのだよ。
Nianticにとって申請の開放は、ゲームの発展を目論んだものではなく、単にガス抜きに使っている。ポケゴー勢にはポケストなんて意味がないことを最初からわかっている。
これで被害を受けるのは、むしろIngress民かもしれない。ポケゴー勢は偽造や不正を当たり前と思い、他のゲームやサービスを平気で壊してきた。Ingressへの配慮なんてしないだろう。Googleストリートビューもどんどん改ざんして、OSMも悲惨なことになる。