仕事中、たまたまちょっと遠くのスーパーまで行ったので普段買わないものをお昼にしようと思った。
ぐるぐる店内を回ってみる。
どうやら安売りが得意なスーパーらしく、様々な商品が普段見かける値段より安い価格で売られていた。
これだ!あんまり来ない場所で、たまにしか食べないものを食べる!!
昼休みになり、マグカップにインスタントの味噌汁を用意しワクワクしながら蓋を開ける。
蓋にはご丁寧に「本マグロ入り」のシールが貼られている。ご飯の上に大葉が敷かれ、その緑の敷物の上に様々な魚介類の切れ端が鎮座ましましている。いか、タイ、サーモン、ブリ、そしてまぐろ。
『いただきまーす!』
心の中で大きく叫び、それから大きな一口をあけて心ゆくまでバラチラシを楽しむ...
...まずい。
何かが足りない。
しかしこの圧倒的な『足りない』はなんだ...??
そうか!酢!!!
やはり安売りスーパーのバラチラシ 398円にはそれなりの理由があったのだ。
普段気づきもしなかった、酢飯の圧倒的な優しさ。魚介類の臭みを抑えてくれていたあの優しさ。
あなたがいないことがこんなにも苦しいなんてあたし、知らなかった...!!!!
そのあと、生臭いバラチラシを味噌汁で流し込みながら私の悲しい昼休みは終わったのだった。
はぁ〜〜美味しい寿司が食べたいよ