年金事務所から一枚の通知書が届いたんだが、内容はどうでもよいお知らせだったのだけど、年月日が「平成31年10月○日」となっていた。
なんじゃこりゃと失笑していたら、ほどなくして「令和元年10月○日」で再通知がきて、要するに役所(一応年金事務所は今は民間だが)というのは、IT音痴なうえに、やる気もないのだろうと思う。
確かに今の上皇陛下の退位は決まっていたものの、いつから新元号になるのかはかなり直前に判明したわけだが、通常なら「平成31年=??元年」として、あとは日付が決まり次第、その日より前は平成でその日から新元号となり、発表次第「??」を「令和」にすれば良い。
おそらく、年金事務所は「あー、きっと出入りの業者がやってくれるんだろう」と思っていて、業者のほうは何も指示がないから動きようがないという構図なんだったのだと思う。さすが「電算化」(古い)を当局合理化攻撃と考えて労働時間をキーボードのタッチ数から計算していただけはある元社会保険事務所。
かつて、年金事務所が社会保険事務所(純役所)だったころに、毎年10月の標準報酬月額改定データを提出するにあたり、「今年からフロッピーディスクでの提出も可能になりました」と社保庁のサイトで告知があったので、さっそくデータを作成して持参したら、窓口のかかり委員から「これは受け取れません」と云われた。そのときのやり取り
係員「これは受け取れません」
係員「そんなこと私は知りません」
私「知らないのはあなたの勝手で、こちらはフロッピーで提出する権利があります。」
係員「とにかく無理です」
それやこれやで30分以上押し問答したり、上司を出せと云ったりしてようやく受付させた。
これは偶さか年金事務所の話だけど、回転寿司チェーンのタッチパネル注文システムやら、某レンタルビデオ屋の末期的にわかりにくいセルフレジなど、たぶんシステム担当者が業者に「なんとなくこんな感じー」で話を投げて、出来上がった成果品をまともにレビューもしないでリリースしたんだろうなと思う。