そういえば、こんなようなことがネットの どこかで話題になっていたような気がするが、どこだか思いつかないので、つらつらとただの思いつきをここに書く。
米
現在の米の方が、食味が最適になるように 品種改良も進んでおり、保存技術も精米技術も最高なので、現代の米の方が美味しいだろう。
同様に現在の野菜の方が品種改良が進んでおり、流通技術も発達しているので、現代の方が美味しいだろう。しかし野生の野菜、例えば山菜のようなものは、昔も今もほぼ同じような味であろう。
肉
やはり現代の方が品種改良が進んでおり、育て方や餌なども吟味されているので、肉は柔らかく臭みも少ない。また冷蔵技術も発達しているので その肉に最も適した エイジング(熟成)が可能になる。
魚
養殖の魚は昔はなかったとして、天然の魚に限って議論すると、タイとかブリなどの大型の魚は今も昔も同じようなものであろうが、現代の方が美味しく食べれるであろう。理由としては、現代ならばとってすぐ脳締め・神経締めをした後、血抜きをして氷によって保存して最適に熟成が可能だからだ。ただイワシやアユと言った小型の魚でとれとれであるならば、昔も現在も同じような味で食べることができただろう。
酒
これに関しても、穀物・果物は醸造に適したたように品種改良されており、また現代のバイオテクノロジーによって最適な酵母が選択できる。醸造自体も醸造学という独立した学問があるくらいなので、最も飲むのに適した酒を作ることができるであろう。
原料自体は現代のものが良いとしても職人の腕はどうだろう。昔ならば10代の早いうちに、とても厳しい修行に出され、今のように職業の種類も多くないはずなので、 そのような修行に打ち込んでいる人がいっぱいいるのだから、自ずから競争も激しく平均もトップレベルも昔の方が腕が良かったのではないか。