現在、為替が非常に緊迫した状況になってる。ザックリと状況を書くが
これを書いてる19時時点で韓国ウォンが対ドルで1221.99 USDKRWというレートを付けてる。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/USDKRW:CUR
2016年以来のウォン安になってるが、注意すべきは2016年の安値1234USDKRWを突き抜けると
もう1998年および2009年の韓国通貨危機の時の1500超えまで節目らしい節目が無い点だ。
韓国中央銀行は7月からずっと外貨を売りウォンを買う為替介入を続けてるが、一向にウォン安が止まる様子がない。
そして外貨保有高に限りがある以上、自国通貨の買い介入はほぼ無駄に終わるのが常。
また過去2回との違いにも気をつけたい。
あと2・3歩進めば奈落の底に落ちるとこまで来てる。が、まだ底抜けてはいない。
発端である中国の元も安いのだが、スポット価格は中国政府がどうにでも出来るので、リスクはレートじゃなくオフショアでの流動性にある。
流動性が逼迫するとオフショアでのショート筋は手仕舞いをするし、新規でショートも入らなくなるので
意外と下げない事が多い。買うならまだしも空売りなんか出来ねーよこんなヤバイもん、というわけである。
香港での騒動が拡大する一方であるが、こういう時こそ社会主義国の本領発揮でもあり
円は現在ドル円で105.18で円高傾向であるが、まだこの水準は輸入にとっても輸出にとっても
隣国が氷が張った水風呂に浸けられて必死にお湯を足してる状況にもかかわらず、緊迫感がない。
しかし昨年3月のドル円104.6円を抜けると2016年の100円ジャストまでの円高は覚悟したほうがいい。節目がないからだ。