もう折り返しだ。と、言っても100年生きるなんて到底思えないが。
昔と比べたら60代なんてまだまだ若い、とか建前論はもういい。50を過ぎれば明らかに衰えを実感できる。これが、60、70と年を重ねれば、予想通りのヨレヨレ老人だ。寿命が延びたといっても、結局、「死ねない」年数が増えただけだ。また、ゴールが遠のいた。
家族が居れば、少しは生きるモチベーションにはなるだろうけど、自分には無縁だと思った。家族ねぇ・・・介護と親戚の家庭崩壊を経験して、何という罰ゲームだろうと思った。
これからも家族は持たないだろうけど、不思議と死にたい願望は無いんだよな。どうせ、年金も先細りだろうし、いくら資産を持っていたところで、何時かは枯渇するだろうし、労働なんてあと何年出来るか分からないし、それでも、死ぬまで生きていくんだろう。
そういえば、ネットでよく見るTという老人。最近、やたらと同世代の老人を擁護して「老人に『死ね』という社会はおかしい」とうざい話をするんだが、あんたらがせっせと築き上げてきた社会が今現在だろ?あんたらの努力の結果が今なんだから、なんで、文句を言うんだ?それが嫌ならなんで核家族礼賛してきたんだよ?大家族主義が嫌だからだろ?このジイさん、「老人にとって、インフレは生活を脅かす」と宣ったからな。デフレ礼賛かよ。また、自殺者を増やしたいのか?
あ、若い連中からしたら信じられないかもしれないけど、昔は老人は貯金の利子で年金の足しにして生活していたそうだから。国会で、「利子が減って生活が苦しいからどうにかしてくれ」って訴えた議員がいたからな。