平成に生まれた私が初めて父に連れられて映画館で見た映画がモスラ2だ。
当時遊んでいた男の子がゴジラ好きだった影響を受けて、叔父にそれまでのvsゴジラシリーズの録画を貰い、何度も見た。
子どもの頭ではストーリーに込められた意味もさほどわからなかったし、ただゴジラがかっこいいというだけだったけれど、間違いなく今の自分を形成する思い出の一部だ。
20年後、シン・ゴジラが公開された。モスラ2以来に父を誘って見に行った。
映画館であの音楽が流れてくるだけで興奮した。既に語りつくされた通り傑作だと思った。
そして先日、KOMが公開。
最高だった。モスラ、キングギドラ、オキシジェン・デストロイア、芹沢博士。小さい頃何度も見た怪獣や設定を拾い上げた怒涛のオマージュ。
アレンジされた最高のBGMをバックに、ゴジラがあの咆哮をあげてとにかく戦って戦って戦う!これが見たかった!!!
芹沢博士によって海に消えたゴジラが、芹沢博士によって息を吹き返した。核すらも抱えていかなければならない時代の、人類の味方として。
そのゴジラが、あのBGMの中、壮絶に戦いまくるあまりの畳みかけに、バトルシーンから最後まで号泣して止まらなかった…最高だ!!!!!!映画館を出てまた泣いた。小さい頃、ゴジラに興奮した私もきっとこれくらい高揚感していたと思う。
早く父を連れて2回目に行かねば。
正直人間側のドラマはそこそこでいいんだ。人類に生み出され、恐れられ、ミサイルをぶち込まれ、疎まれながら、敵怪獣と戦い、結果的に人類を救って海へと帰っていくゴジラの背中が、なんとも悲しくて、でも格好良くて大好きだった。(ゴジラが現れたら自分だけが何か特別な会話で意思疎通ができるはずと思っていたくらい夢見ていた)
今回も、海に帰っていったゴジラがエンドロールに描かれて、たまらなかった。大好きだ、本当に本当にこれが見たかった、ずーっと見たかった。映画館で、あの音楽と一緒に戦うゴジラが、背中が、咆哮が、見たいものが全部全部詰まっていた。
怪獣バトルはよかったけど、人間側の話がマジで不要だった あと画面暗すぎ静かすぎ モスラが孵化するあたりでちょっと寝ちゃったわ
とてもいい感想。今度見に行くから楽しみが増した、ありがとう。
またこの人か。もう飽きた。ヒット映画に絡めて関係ない自分語りネタすんな。