そうだよポルノだよ?
この世の娯楽の大半がポルノ≒他者を一方的にモノ化して享受者に恣意的に振る舞う快楽を得させるものなのに、表現規制派も反規制派も「あれは真面目な表現だからOK」とか「これはポルノじゃない」とか、なまぬるいことばっか言って表現に伴う責任を引き受けようという覚悟がない。
他者をモノ化する欲望から切り離された清浄な表現がありうるって考えてる奴らはホントバカ。
同時に「非実在人物を題材としたフィクションには罪がないし、現実には何も影響を与えない」と詭弁を労する奴らは無責任以外の何物でも無い。
テレビドラマだろうと映画だろうと小説だろうとバラエティ番組だろうと、およそ娯楽と名の付くもので実質的にポルノでないものなんか殆どねえんだよ。
実在非実在問わず他者を自分の欲望に一方的に従わせている責任から逃れられない。
そして、その責任を引き受けてこそ、「ポルノで何が悪い」、リアルと切断し、あくまでファンタジーとして他者をモノ化する欲求を満たしているのだと、言うことができる。
表現には人権を毀損したり公共の利益に反したりしない限り無制限の自由があるべきだが、それに伴う責任は作者のみならず受容者も同等に負わなくてはならない。
なのに自分は何も背負わなくていいと考えるヤツばっか。呆れる限りだ。