会社の後輩でゆうこすとかいう女を崇拝している子がいる。いちおうカメラ女子で、ときどき「ゆうこすさんと会えた!」「ゆうこすさんの写真撮らせてもらった!」と嬉しそうにSNSに投稿してくる。
そんな彼女は写真を撮る側より撮られる側に回った方がいいんじゃないかと思える美人ちゃんだ。というか彼女がアップする写真を見るとゆうこすの取り巻き自体が彼女と同じぐらいの年代で美人ばかりを取り揃えており、見ると女の私でも「ま、まぶしい!」と言いたくなるレベルだ。
が、私は彼女の写真に対する意識に納得いかないものを感じている。ひとつはそれほどカメラ女子として知識も経験もないのに、「私は写真が上手いからゆうこすさんに選ばれた!」みたいに思っているところ。そして「美男美女じゃないとモデルに値しない」と思っているところだ。
まぁ美人は自分の顔を基準に人の顔を判定するので、基準が厳しくなるのはやむを得ないのかも知れないけど、普通の顔の人の良いところを引き出して撮る方が腕前的に上じゃないのか。現に私の知っているプロカメラマンは、田舎のおっさんおばさんばかりを被写体にした写真集を出版しているが、皆いい感じの表情で写っており、「これぞプロの技!」と言いたくなる。
で、彼女よりポートレートがうまいカメラマンは山のようにいる。多くが男性で、むさくるしいおっさんも少なくないが、写真の技量で勝負したら確実に彼女は負けるだろうと思う。ゆうこすはたぶん自分の回りを同年代のかわいい女の子で固めたかったのではないかと思うんだが違うだろうか。後輩は美人ちゃんだから選ばれたんじゃないかと私は思っているんだけど。
うちの会社はわりと固いところなので、彼女は真面目な仕事の紹介などでないと自分の写真を会社名と実名つきで表に出すことができないだろう。それでも彼女はそんな会社を熱望して入ってきて、それなのに不安定の極みの世界にいる女子を崇拝している。ないものねだりというものなんだろうか。彼女を見ていると私は「今時の若い女の子は何を目指しているんだろう?」とわからなくなる。
元池袋のピンサロ嬢だって教えてやれ
ゆうこすは、可愛い子が敵も作らずセクハラも受けずに自己実現するロールモデルを確立してるから、若くて可愛い女の子だったら憧れるだろうなって思う。要は、前の世代で、はあち...