2018-07-20

anond:20180720000802

されてないよ

形成というのはあくま代理指標だし、がん化するのはその内のごく一部でしかない

現時点の厚労省見解はこれ。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/hpv180118-info01.pdf

HPVワクチンについては、がんそのものを予防する効果は現段階では証明されていない。しかしながら、HPV感染子宮頸部の異形成を予防する効果確認されており、その有効性は一定の期間持続することを示唆する研究が報告されている。

子宮頸がんのほとんどは異形成を経由して発生することをふまえると、子宮頸がんを予防できることが期待される。

我が国における、HPVワクチンによる効果の推計

期待される子宮頸がん罹患者数の減少(生涯累積罹患リスクによる推計) 859~595人/10万人

期待される子宮頸がん死亡者数の減少(生涯累積死亡リスクによる推計) 209~144人/10万人

まり効果は期待できるってこと。

皮算用と言うけど、医療効果はあらゆる現在の・将来の可能性を検討できない以上は統計的判断するしかない。

そもそも論になるけど、医科学ってそういうもんだし。

HPV感染歴があると効果がないが、実際の感染率はわからない

米国では性交渉経験のある女性は50歳まで80%がHPV感染しているというデータがある。

がん化に関わるウイルスを全てカバーできていないので、他の型が増えたら意味がない

それはそうだけど、だとしても今使わない理由にはまったくならない。

現在日本使用されているワクチンは、がん前病変の原因の5割から7割をカバーしているので十分でしょう。

記事への反応 -
  • ならないよ 治験で出なかった重篤な副作用が後から見つかって中止された薬だって珍しくない というか、HPVワクチンは今でも普通に打てる 積極勧奨するかどうかの話であって、重篤副...

    • そう、もう治験の段階は終わってる。そして、実際の運用の中で重大な副作用との因果関係は確認できていない。 予防効果を踏まえれば積極的に接種を進める十分な理由はあるわけで、...

      • 厚生省の文書にも書いてるが、予防効果は確認されてないぞ https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/leaflet_h25_6_01.pdf

        • 直接の予防効果が証明されてなくても、機序を踏まえて間接的に効果があることは示されてるでしょ。 それを予防効果は確認されていないと言い張るのはさすがに無理がある。

          • されてないよ 異形成というのはあくまで代理指標だし、がん化するのはその内のごく一部でしかない HPV感染歴があると効果がないが、実際の感染率はわからない がん化に関わるウイル...

            • されてないよ 異形成というのはあくまで代理指標だし、がん化するのはその内のごく一部でしかない 現時点の厚労省の見解はこれ。 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/hpv1801...

        • 実績も緊急性もないワクチンなんだから、こういう効果が期待されます、こういう副反応リスクがあります、あとは各自判断して打ってね、でいいんだよな ゴリ押しする必要性はどこに...

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