時には作品の設定丸無視で、好きな作品の登場人物同士を頭の中で恋愛させていた。二次創作の同人サイトや同人誌を読み漁り、名前も顔も知らない、どこかの誰かが公開してくれた作品を通して彼らの関係性に悶えていた。
しかしこの頃、就寝前のルーティーンのTwitter徘徊にうんざりするようになった。時折読み返していた同人誌を読みたいと思わなくなった。内容の性的接触の有無等は全く関係なかった。思い当たるきっかけは全くない。とにかく、あんなに好きだった自分の妄想が気持ち悪くなってしまった。
セクシュアリティや愛のあり方は自由だという考えは何も変わらない。他人にケチをつける気も全くない。ただ私がBLを嫌いになったのだ。
今漫画を読み返すと、キャラクターの気持ちがこれまでよりはっきり流れ込んでくる。Blu-rayを見返していると、ストーリーを真面目に考察する自分に気付く。新しい発見ばかりだ。(これはあくまで私に起きて、私が感じたことだ)
長年大事にしてきた妄想の世界を失って少し寂しい気もするが、それと引き換えに現実と向き合う力は少し増した気がする。
またいつか再燃する時が来たりするのかな。それも面白いな。
今はこの新しい世界を楽しもうと思う。
うんち
自分もちょうどそれくらいで憑き物でも落ちたかのように足洗ったけど、5年後に再燃して現在進行形だから油断は禁物