あの頃は、めちゃくちゃセックスをしていた。
ゼロ年代後半、いわゆるオフ会が流行っていた時期。都内にいたわたしは、若さもあり、性欲もあり、オフ会で出会った人とスキがあったらセックスをしていた。不思議と(?)、同じ人と二回以上することはなく、どれもワンチャンに終わっていた。ごく稀に(たぶん2〜3人)、継続する関係の人もいたが、恋人でもセフレでも、なんら名前のある契約あるいは口約束を交わしたことはなかった。
オフ会以外のひとも、サークルコンパ、街コン、ナンパ、クラブであったひとともセックスした。楽しかった。
でも周りがだんだんとバディを作り始めるようになった。彼氏いない歴=年齢(当時)だった友達も、彼氏ができるようになった。遊ぶのはめちゃくちゃ楽しかったけど、就職したり生活が変わると同じように遊べなくなったし、なによりもやっぱり「ワンチャンはよくないよなあ」みたいな思いも募り始めた。
2017年は述べ2人しかセックスしてないし、2人目は3ヶ月くらい遊んだけど最後にセックスしたのは夏前だったと思う。(1人目はワンチャンだった)
今はワケあって海外在留中だけど、セックスがしたいとか彼氏が欲しい(彼氏は欲しいけど)とかじゃなくてもっと、ワクワクするようなことがしたい。「ワンチャンはしないほうがいい」とかそういう価値観が生まれる前の、あのドキドキが懐かしい。
あのころの価値観に戻れるわけじゃないけど、「やったほうがいい」「やらないほうがいい」とかの先入観に左右されずに、自分の感覚をもう一度研ぎ澄ませてエンジョイライフしたい。