リア充はメイド喫茶に行く時、必ずリア充仲間数人の集団でもって行くわけだが、「あそこだとヒエラルキーのトップになれる」みたいなことを意識している。絶対に意識している。
オタクの方がメイドさんとお話ししている様子を半ば小馬鹿にしたような態度をとりつつメイド喫茶を楽しむわけです。
オタクの人にとっては清潔感のある服装、整った顔立ちの集団がその空間にいるってだけでプレッシャーなわけですよ。
リア充側は「オタクの中にいる俺らイケてる奴ら」になりたいわけですよ。
周囲に萎縮させるような雰囲気が出ることを理解していながら、さらに萎縮させることを楽しむような態度でメイド喫茶に向かうわけですよ。
僕が大学生の時、文化祭があるということで呼んでもいないスケート仲間数人が勝手に遊びにやってきました。
僕の仲間はどちらかといえばワルのスケーターでした。
そこそこの大学に通っていたので(嫌味な言い方でごめんなさい)大学の仲間には真面目そうな子が多かったわけですよ。そんな中でスケート仲間は大声で話したり、ナンパしたり気持ち悪くて仕方なかった。
彼らの目的もリア充メイド喫茶と同じで「真面目な学生の中にいる俺らスケーター」が気持ち良くて仕方がないんですよ。
それ以降別に彼等と仲が悪くなったわけではないですが「人間って自分の見下してる相手に混ざることでマウンティングしたい生き物なんだな」と実感。自分は絶対にこういうことしないようにしようと思いました。
でも、僕のこういったオタクや大学の仲間への配慮って自分の差別的な意識から来てるんじゃないかなとか思っちゃって悩みます。
だって別に彼等はスケーターやリア充より下の存在ではないですし、とんだお節介かもしれません。
色々その辺の考え方なんかも自分の頭の中で議論してるんですが、さらに長くなるのでこの辺でやめときます。