最近、「シンデレラガールズ」を追いかける事が、しんどくなってきた気がする。
私の担当アイドルには今現在のところ声がついていないが、いつかは更なる活躍を見られるかもしれない、と、私がその子を知ってから5年間、がむしゃらに追いかけてきた。
Mobage版しかなかった時代は、まだ堪える事は出来た。総選挙で中々結果が奮わずとも、私の担当アイドルには、一定期間でしっかりとした出番が与えられ続けた。幸せだった。
アニメが始まり、デレステが始まり、いつしか「声」は、活躍の必須条件となった。
『「声」があればボイスが聴ける』
は、
『「声」がなければ外部展開に参加出来ない』
になった。
実際は、そんな事はない。
デレステには183人全員が実装された。まだ全員ではないが、デレステでのSRも出揃いつつある。参加出来ないという事はない。参加していないという事もない。
しかし、リズムゲームたるこのゲームでは、楽曲を使ったイベントの参加条件は、今のところは「声」がついている事である。「声」がついているアイドルは、時には新規の楽曲が与えられ、イベントコミュで絡みが見られ、新たなつながりと新たな一歩をもって、次のステージへと進んで行くのであった。めでたしめでたし。
いいなぁ。
いいなぁいいなぁ。
という愚痴を言っていたら、「お前には努力が足りない」と言われた。ぶん殴った。
このコンテンツからもそろそろ去り時なのかもしれないな、と、この2年間で何度も思った。いや実際にそう思ったのはこの1年少しの間ぐらいだったかもしれない。でも離れられなかった。この子は、私の担当アイドルは、ここにしか居ないからだ。当たり前だ。
惚れた弱みというやつだ仕方ない、と疲れきった心を起こしつつ、今日も1日、いつか来るかもしれない担当アイドルの出番に備えて、頑張って働いて、頑張って稼ぐ。
寄る年波には勝てぬのか、最近どうにも愚痴っぽくなったし、私がシンデレラガールズを知った時よりも、私は随分と老けてしまった。ついには自分の中で愚痴を押さえ込んでおく事も出来なくなり、こうして匿名で想いを綴るまでになった。情けない。
と、あれこれ述べても止まる理由にはならず、今日も1日頑張る、ぐらいしか選択肢は見えない。なので頑張ろう。担当アイドルが待ってる。
いつか私は擦り切れて、担当アイドルに見向きもしなくなるかもしれない。担当アイドルに向き合う事が苦痛でしかなくなる日だって、来るのかもしれない。
でも、少なくとも、今はそうではない。まだ、そうではない。だから進む。進むしかない。止まれないのだから。退がれないのだから。