2017-08-30

通称使用についての簡単歴史

基本的男性は知らない分野だろうから通称使用についての簡単歴史説明してやろう。

女性社会進出を妨げる制度上の障害をなくすことは、日本少子高齢化労働力不足を踏まえた、国策だ。「フェミニストわがまま」ではない。男女雇用機会均等法は72年に施行され、86年、97年、99年、07年にさらに強化されている。

雇用機会の均等は進んでいたものの、民法における夫婦同姓の規定は、結婚後の女性社会進出を妨げていた。民法の変更は、雇用機会の変更ほど簡単ではなかったが、夫婦別姓合法化の機運は徐々に高まっていった。潮目が変わったのが2015年の最高裁判決旧姓通称使用社会一般的になりつつあることをもって、夫婦同姓は違憲はいえない、という判決が確定した。これが意味することは、民法改正によって夫婦別姓を実現することが難しくなったことと、旧姓通称使用を認めないことは憲法違反のおそれがあること、その2点だ。その後、一気に通称使用が進展しつつある。だが、通称使用が実務的な問題を生じる分野は多数あり、それを緩和するためには時間必要だ。パスポート通称併記は認められつつあり、免許通称併記現在検討中

https://anond.hatelabo.jp/20170830104032

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