2017-08-16

脅し文句現実になった日

4月28日は前職の最終出社日だった。

退職は4末だから、それまで残っている有給を充てて3月後半くらいを最終出社日に設定することだってできただろう。

私は敢えて4月28日に出社した。どうしても見てみたかったものがあったのだ。

それは私の直属の上司が「命をかけてでも守るべき締め切り」を破った時、どう振る舞うのかだ。

私は前年度末に納品するシステムを開発させられていた。

不思議なことに、クライアントの偉い人と上司がしゃべると、私のタスクが1つ増えているのである

「締め切りは命をかけてでも守る。今回の話はクライアントと話して決めたことだから、できないならクライアントに謝ってこい」と言われた。

私は現行の案件が失敗したらクライアントに謝らないといけないのだと即時理解した。

そこからまったくむちゃくちゃな開発案件を進め、数カ月間気が狂うような開発をずっと行った。

その甲斐もあって今年の2月下旬に体に異変が生じ、病院うつ病の診断を受けた。1ヶ月の自宅休養が必要であるとのこと。

3月末納品の物の締め切りを迎えるまでの間、私は自宅で休養していなければならないわけだ。しか作業は私1人にほぼ全部依存しているという。

さて、命をかけてでも守るべき締め切り、破った上司はどのような振る舞いを見せたか

…ともったいぶるほど面白いことは無かった。

4月28日上司オフィスに来ていなかった。どこぞの会社謝罪に回っていたらしい。

部下に強要した謝罪メソッドは、一周まわって自分自身に返ってきてしまったのだ。

まり部下を脅しすぎると、あるタイミングで脅した内容がそのまま自分に返ってくることがある。

少なくとも失うものが何もない人間は、上に書いた捨て身の攻撃をかましてくる。

バカな部下に対しては適当脅迫観念を与えておけばいいと思っておられる上司の皆様、ちゃんとやらないと、部下に言ったことがそのまま自分に返ってきますよ。

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