これで良いのだろうか。
「生き方」なんていうと大げさに聞こえるけど、これから生活していくなかで必ず一度は考えなきゃいけない(し、考えていきたい)テーマだと思う。
その「生き方」に思いをはせるとき、私は「これで良いの?」と自問するようになった。いつからか。
ここでいう「生き方」は、これからの仕事や家族との生活、お金のやりくり…とかではなくて、
もっと幅広く、かつ抽象的な問題―つまり「人生に対する姿勢」とでもいえばいいのか―そういう部分のことを指している。
で、私の基本的な「姿勢」(と呼べるほど立派じゃないけど)は、「自分の好きな物をとことん大切にする」「勉強や仕事を頑張りつつ、趣味の時間を持つ」こと。
好きな物が多い人生は救いの多い人生、だから趣味は絶対おろそかにしないで生きよう!と思っていた。
だけど、最近はそういう「趣味人」としてやっていくことにすごく疑問を感じるようになった。
なぜだろう、好きな物(ロックバンド、カフェ巡り、ジャニーズ、美術館巡りetc)に熱中している自分を冷めた目でみるようになった。
「いつまでもそんなことやってて楽しいの?」「あんたの人生の中心ってソレなの?」と問いかけるようになってしまった。
なんだようるさいな、私は純粋に楽しいことやりたいだけなのに。ちゃんと学校行って勉強やってるんだからいいじゃん。そう主張する自分がいる一方で、
やっぱりそうだよね、こんな生活やめてえよ、という自分もいる。
なぜやめたいのか?それは、自分があまりにも長い時間と体力を、趣味に費やしているから。
しかもその趣味っていうのの大体が、受動的なものばかり。何か練習して、結果を出すとか、達成感を得るとか一切なし。
ただ対象物を愛でて「はあ…」と感嘆の溜息をついて、終了!
よく、趣味を思いっきりやった後は「よーし、また明日から頑張るぞ!」って気持ちが奮い立つなんていう人いるけど、
私にはそれが全くない。「はあ…」で終了。頑張るぞのガの字も出てこない。むしろひどく疲れて、虚無感すらおぼえる。
これも、「こんな生活やめてえよ」の一因となっている。
何かもっと視野の広がるようなことをやりたい。何か、もうちょっとためになるようなことをやりたい。
なんて言ってる癖に、趣味はやめられずにいる。何も行動できずにいる。