2017-05-18

私はあまり優秀じゃない、と知ったこと

道端アンジェリカ乾癬だ、とカミングアウトして話題になっている。

私も、乾癬だ。21歳頃に突如に発症、当時は症状が重く就職活動を中止した。

ありとあらゆる治療をして、25歳になって落ち着いた。

25歳頃からとある職についた。

その仕事が忙しい。乾癬は落ち着いているし、だいじょうぶかな、と思っていた。

それからは、自然治療。悪くなる時もあれば、調子が良い時もある。

悪くなっても、ひどい状態にはならないので、放っておいた。

30歳前後はもう仕事ノリノリ。

あなたは優秀ね、すごいね、頑張ってるね。頼りにしてますよ、と人に言われ続けた。

そう、私は仕事をしなければいけない人間なんです、と思っていた。

苦しいことがあっても我慢我慢がえらい。

我慢して、やりとげることこそが美徳だ。

もっと仕事を作りださなければ。もっと前に進まなければ。ずっとずっとやりきらなければ。

しかし。

何年かして転職をした会社で、いつも通りバリバリと進めて、仕事もうまくいっていた時。念願の仕事も叶いそうになった。

そんなある日、自分の腕を見たら、乾癬ものすごい勢いで再発しているのがわかった。足の裏もひどかった。

ショックだったが、それでも仕事もあるし、と放っておいた。

が、私はその会社をやめることになった。人間関係が原因だ。

プライベートでも、旦那自分のことしか考えていない、と言われた。

ショッキング裏切りもあった。

うん、なにかが、おかしいぞ!と思い始めた。

とりあえず、仕事は続けるため、古くから付き合いのあった会社にご縁で入らせいていただいた。

そこでは忙しい時もあるが、小さい規模で粛々とやっている会社だ。

私はプライベート問題を考えるのを優先度高にしつつ、こじんまり仕事をするようになった。

朝早く起きて会社にいき、でしゃばらずに小さい仕事をして、夜7時には会社を出て、ご飯をつくり、0時前後には寝る。

大きい目標を掲げて、それに向かって進めるというよりも、いただいている仕事を丁寧に、小さい仕事でも大事に扱った。

バカにしているかもだけど、バイトさんがやるような仕事もあった。

気づいた時には、乾癬が落ち着いていたのだ。

ああ、私は、この生活サイクルと、仕事内容が体にはあっているのだな、と気づいた。

頑張ってないと言われればそうかもしれないけれど、

負け組なっちゃうかもしれないけど、

私はそういう生き方でも、いいのかもしれない。と思っている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん