道端アンジェリカが乾癬だ、とカミングアウトして話題になっている。
私も、乾癬だ。21歳頃に突如に発症、当時は症状が重く就職活動を中止した。
ありとあらゆる治療をして、25歳になって落ち着いた。
その仕事が忙しい。乾癬は落ち着いているし、だいじょうぶかな、と思っていた。
それからは、自然治療。悪くなる時もあれば、調子が良い時もある。
悪くなっても、ひどい状態にはならないので、放っておいた。
あなたは優秀ね、すごいね、頑張ってるね。頼りにしてますよ、と人に言われ続けた。
そう、私は仕事をしなければいけない人間なんです、と思っていた。
もっと仕事を作りださなければ。もっと前に進まなければ。ずっとずっとやりきらなければ。
しかし。
何年かして転職をした会社で、いつも通りバリバリと進めて、仕事もうまくいっていた時。念願の仕事も叶いそうになった。
そんなある日、自分の腕を見たら、乾癬がものすごい勢いで再発しているのがわかった。足の裏もひどかった。
ショックだったが、それでも仕事もあるし、と放っておいた。
プライベートでも、旦那に自分のことしか考えていない、と言われた。
うん、なにかが、おかしいぞ!と思い始めた。
とりあえず、仕事は続けるため、古くから付き合いのあった会社にご縁で入らせいていただいた。
そこでは忙しい時もあるが、小さい規模で粛々とやっている会社だ。
私はプライベートの問題を考えるのを優先度高にしつつ、こじんまりと仕事をするようになった。
朝早く起きて会社にいき、でしゃばらずに小さい仕事をして、夜7時には会社を出て、ご飯をつくり、0時前後には寝る。
大きい目標を掲げて、それに向かって進めるというよりも、いただいている仕事を丁寧に、小さい仕事でも大事に扱った。
バカにしているかもだけど、バイトさんがやるような仕事もあった。
気づいた時には、乾癬が落ち着いていたのだ。
ああ、私は、この生活サイクルと、仕事内容が体にはあっているのだな、と気づいた。
頑張ってないと言われればそうかもしれないけれど、
私はそういう生き方でも、いいのかもしれない。と思っている。