難民を受け入れているわけでもなく、陸続きの隣国から不法移民がやってきているわけでもないのに、
なんで彼らはああも偉そうなことが言えるのだろう。
同じリベラルでも、西欧のリベラルは危うい状況の中で、過激な排外主義を抑えようとしつつ、
現実的に落としどころを模索している。本当に頑張っていると思う。
ところが、日本の自称リベラルというのは、そういう状況を他人事としか考えていない。
難民は来ないし、だから難民に混じってテロリストが来ることもないと思っている。
リベラルに限らず、日本人は左から右まで、島国の気楽さに漬かってしまっている。
しかし、ジャパニーズリベラルはそれをいいことに、西欧の有権者に対し、
「低学歴の差別主義者がバカな選択をした」と安全圏から一方的にコケにしているだけだ。
そんな筋合いあんのかよ。
タラレバの話をしたってしょうがないが、イラクやシリアがもう少しまともに行ってて、
難民が来なければ、欧州は今まで通りリベラルの天下だったはずだ。
どのみちギリシャ経済はパンクしていただろうが、EU離脱の議論までは行かなかっただろうし、
私用メールの問題があろうが、ロシアが暗躍しようが、まずトランプが勝つことはなかった。