その男は、感情が完全に読めない。相手の感情を考える事はできるのだが、それは時に身勝手な自問自答になり、自分を正当化する為の理屈付けにつかわれる。トロッコ問題で迷いなく隣の人間を突き落すタイプ。実際に私は3回、その男の保身の為に突き落とされている。戻ってくるのに長い時間が必要だったわけだ。
その男は冷酷でありかつ頭は良い。見事に「犯罪」を見えなくしている。でも、自己正当化はその事実が明るみに出た場合には否定される。特に職業倫理に反する行動については。それには時効は無い。
戦うからには徹底的に戦うべきだと思う。なぜなら、それは形を変えて繰り返されているものだから。二面性があるというものでは無い。その男はは医者としても自分の所業を正当化しているよ。障害を持っている子供はちゃんと殺してやらないと親が次の子どもを産めないからね、というヒトデナシの自己満足を私はちゃんと聞いている。
その男は既にもうひとりのヒトデナシ、他人の苦痛が見えない女と長い時間を過ごして私が知っていた人間ではなくなっているし、たっぷり金を持ってこちらの攻撃をかわせるわけだから、全力でちょうどだろうな。こちらもそうそう弱くはないけれどね。それにヘルプコールを聞きつけてくれる人数は、私の方が遥かに多く持っている。その男の社会的立場を奪える人達の中にもたくさん、ね。