外界は賑々しく夜には日本一セックスの多い性の6時間もある。世間はこの冬において華やいでおり、肌を重ねる愉悦に興じる。
その中にあって私は明らかに上の上な顔立ちながらも就活に失敗し、志望動機もない小売店のクリスマス商戦で疲弊しており、出会いなきまま彼氏なしイコール年齢という残酷な現実の前に打ちひしがれる。学生時代はもっと積極的にアピールすればよかった。好きな人の第二ボタンはズッ友に奪われ、なら第一ボタンをと思えば袖のボタンまで全部毟られており、あとは童貞しか奪うものがない始末だったので諦めるしかなかった。なぜ諦めてしまったのだろうか。聞けば男というものは乳首触ればペニスが勃起し、ペニスをこすれば射精する初心者でも無理なくできるアットホームな職場にもよくある単純な機械だという。なぜ、なぜ諦めてしまったのだろうか。まんこにちんこを入れるだけの簡単な仕事のはずなのに。
こうして部屋で音楽を聞きながら増田で書いてると、「もう私はダメなんだな」「売れ残りババアに生存権はあっても生きる資格はないよな」というくろーいものが脳みそを支配していく。
うるさいオバちゃんも昔は若くて男数人とセックスして子供をもうけて亭主をバカにする程度のことができた。今の私はそれ以下だ。取った資格が役立たず腐るように、女として生まれ持った特徴が役立たず劣化する。中身をごっそり摘出して人工的に役立てられないんだろうか。そういうSFは、もうリアルになってもいいじゃないか。
20代の若い男の二人に一人は彼女なしで、4人に一人は童貞ですから、年齢関係なく間に合いますよ。
いきろババア、そなたは醜い。