2015-12-17

うまみ成分認定が酷い

この10年ぐらい料理にハマっている。といってもプロではなく、元々体のトレーニングに合わせてメニューを考える過程から始まった。

男性趣味はその多くがそうである通り、一度始めると、求道的であり、自分もアホみたいに知識を貪って、道具を買い揃え、それなりに充実した料理生活を送れている。

申し遅れたが、私は日本に住んでいないのだが、最近日本の友人たちとフェイスブックでやり取りする機会があった。

一人はレストラン勤務経験も有り、調理師学校を出ているが今は専業主婦。他にも何人かに多様なプロフィールの子たちがいる。

でも彼らと話をしていてとてもモヤモヤする事が多いので、言わせてくれ。

まず、初心者ありがちなのだが、多くの人が何かあればすぐにうまみ成分にその原因を求めがちである。曰く、うまみ成分を発見したのは日本人から云々。日本料理うまみ成分を活かした調理法であり云々。

から言わせてもらえると、素人が口をだすなと言いたい。必ずしもうまみ成分だけでは料理は決まらない。その国、その場所にあった調理法、保存法、香り、それらのハーモニーからいかに魅力あるものを作れるか。

ここに心血を注いでいるし、本当のプロはそれを必ずしも知識としては言語化出来ずとも、感覚値、経験値として継承している。

それはミルクのコクを判断したり、熟成の度合いを判断したり、様々であろう。

今までは日本料理界に敬意を抱いてきたのだが、競争の激しい、東京在住彼らでさえ、その始末で、何も勉強もしてなければ知ろうともしない。果たして彼らに日本調理会を任せていいのだろうか?

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