2015-12-06

感謝気持ちを忘れた自分転職に失敗した

前の会社は、10人もいないような小さな会社で、

社内規則もちゃんとしていないような会社だったけれど

残業代はしっかりとでたし、労基もきちんと守っている会社だった。

手当も充実していたと思う。そんな吹けば飛ぶような小さな会社だった

けれど、社長の人柄が好きで、働いていた。

自分重要仕事を任せられていたから、給料だって皆よりよかった。

みんな自分に気を使ってくれていた。

それより、社長が売上をあげるために必死になって頑張っていて、

自分もがんばったのだけれど、みんなとの温度差があるような気がして、

だんだん苛立ってきてしまった。会社のためにがんばって

いるのは自分社長だけなんじゃないかって。

次第にすごくわがままを言い始めた。

定時に出社するのが辛い。時間を気にして仕事をするのが辛い。

みんなと仕事をしていると集中できないから外で仕事をしてきていいか。

態度に出していると会社から提案があった。

重要仕事を任せられていたかわがままを言っても首になることはないと

思っていた。だからいい気になっていた。

もっとスキルをあげたい、他社に負けたくない、もっと給料もほしい

そんな気持ちが強くなって、ついに辞めることにした。

自分なら、他の会社でもすぐにうまくやれるだろう。

社長は残念がっていたけれど、そんな自分を応援してくれた。少ないけれど、

社内規則にもない退職金も少しだしてくれた。いままで本当にありがとうって。

引き継ぎもろくにしないまま、新しい会社転職した。

給料はあがった。新しいことにも挑戦できた。

でも半年後の面談でつきつけられたのは「期待はずれ」という言葉だった。

期待していたほど成果をあげなかったことと、他の社員との協調性がなく

わがままで、君のために会社があるのではない、と言われ、減給された。

結局自分は、前の会社で、社長やみんなが、自分パフォーマンス

存分に発揮できるようにしてくれていたことにやっと気がついた。

考えてみれば、前の会社のみんなはいきいきと仕事をしていた気がする。

今の会社は、おしゃれなオフィスで、ただ淡々仕事をして、たまに

妙な雰囲気飲み会でわざとらしい仲間意識を作っている感じがする

けれど、前の会社はそんなものはなくても、社長が近くて、会社

行先にみんながついていっていたんだと、いまはそんなふうに感じる。

あの頃は本当に、自分一人だけが、重責を背負って、時間を切り売りして

いたと思ってた。でも、外にでたら、そんな自分が滑稽に見えて仕方ない。

自分の周りへの感謝気持ちを忘れてしまっていた。

入社して半年で、転職してよかった、と思えないってことは転職

失敗したのだと思う。今の会社でどれだけやれるかわからないけれど、

いつか前の会社に戻ることができたら、その時はもっと違う自分でいたい。

その時まで、いまの会社でがんばりたい。

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