四天王って、ある程度格の近しい者を四名集めて構成されると思うんだ。しかも正式な役職でなくて俗称的な。
そこまでボロクソにこき下ろすくらいなら、三名で構成して三人衆とか三天狗とか三面拳、名乗ればよかったやんけと思わなくもない。
しかし、一人だけ格の落ちるメンツを入れているならそれ相応の理由もあろう。
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1.総合力では格が落ちない説
一般的に、表題の台詞を吐くのは悪の組織の四天王であって、およそ善性の高い敵に組織ごと滅ぼされるのが定石であろう。
組織の中にあって四天王はおよそ二番手から三番手くらいの地位にいるのだけれど、基本的に作中で敵との勝敗を決めるのは暴力であって、組織力や資金力、あるいは弁論能力ではない。しかし、組織である以上、本来は個人の腕力よりは組織マネジメントや金勘定を重要視する場面の方が多かろう。組織のボスとしては暴力馬鹿だけを幹部に就けていけば組織の運営に支障を来すことが目に見えている。
つまり、四天王の面汚しとは、平時にこそ辣腕を振るう人材なのではないか。
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2.有望株に対して責任を持たせて成長を期待している説
世界でも有数の犯罪組織と言われる山口組では、三代目末期にそれまで存在しなかった若頭補佐というポジションを新たに設置し、有望株の育成を行ったというエピソードがある。
立場にふさわしい者を、との考え方ではなく、そもそも立場が人を成長させるのだという考え方で他には劣る者であっても責任ある立場に就かせてみたのかも知れない。
そうなると、他の立場に足る実力を持つ四天王は面白くないだろうから、そいつが失態を犯した時には「面汚しめ」とか罵るのだろう。「牛の糞にも段々があるんで」という心境で。
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3.縁故採用説
組織の首領からすると、実力はあっても扱いにくい人材ばかりを幹部に並べると組織運営に支障を来す。
その場合、扱いやすい人材を幹部として取り立て、雑用はそいつに任せたりする。
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三面拳なら来電が好きかな。
「面汚し」は敗北した事実に対して言ってるんじゃないの?