この番組は世界で起こる些細な現象をカジュアルに説明し、物理学に興味を持ってもらうことを目的としております。
今回お呼びした先生は、いつも有象無象の質問に勝手に答える増田教授です。
「『あなたが質問しなければ、この世に愚問はありません』。どうも、増田です」
教授は物理を学んだ経験が皆無とのことですが、大丈夫なのでしょうか。
「大丈夫です。そんな私だからこそ、学のない方でも分かるよう説明することができるのです」
ほぉ~、『反復と反発』も気になりますが、この『肥大化』とは。
「はい、分かりやすいようサンプルを持ってきました。どうぞこのボールを手にとってみてください」
これは……「アナと雪の女王」ですか。
「そうですね、今となっては有名ですが。順序だてて説明するために、まずは手のひらサイズから」
「お好きなところに投げてみてください。なんならスタジオにいるスタッフや、私にぶつけても構いません」
はい、それでは……えいっ!
(オモシロイ)
反応しましたね。
「まあ、ここまでの現象は皆さんお分かりでしょう。このように、物体を投げることでその反応が返ってくるわけです」
はい、場所によっても変わってきますが、現象はどこでも発生しますね。
「そして、そうやって何度もボールを投げるとどんどん大きくなり……っと。そうやって大きくなったボールがこちらになります」
分かってはいましたが、改めて見るとこれは大きいですね。
「ではちょっと大変ですが、今度はこの大きくなったボールを何度か投げてみてください」
あれ、意外と投げやすい。
「ボールこそ大きくなっていますが、質量は変わっていませんからね」
なるほど。それにしても、数回投げてみましたがほとんど同じ反応でしたね。
「ボールの質量は変わらないので、肥大化していくとその反応の多様さも出尽くしてしまい、このようにほぼ同じ反応になってしまうわけです」
教授によると、この反応がほぼ同じになるまで肥大化した状態を……
ペリッ
『上限』と定めておられるようです。
「おっしゃるとおり。ですが、実はこのボールはまだ大きくなるんです」
あれ? 『上限』なのに、肥大化はまだ終わらないんですか。
「それをなぜ私が『上限』と定めているかは後半で。ここから『反復と反発』も密接に関係してきますよ」
一旦CMです。
♪デデッデッデデン♪
「目を見て話してほしい」
その願い、このメガネをかければ解決!
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http://anond.hatelabo.jp/20150805180031 前編では『アナと雪の女王』をサンプルに、ボールが大きくなっていく現象を学びました。 そうして肥大化が進み、反応の多様性が出尽くしたことを『上...