■お前のディレクションは間違っている

某企業で、ゲーム開発のディレクターをしています。

自分のディレクターの仕事と言えば、ざっくり以下の感じ

• プランナーから要件をヒアリングする
• エンジニア、クリエイターとスケジュールを調整
• きちんとした品質で納品する

これが正しいと思っている人が大多数いる。

• きちんとプランナーと仕様調整して、エンジニア、クリエイターに展開する。
• 工数とスケジュールを出してもらう
• 貰った工数とスケジュールをギリギリまで調整して、出来るだけ早い納期を設定する。
• 遅れないように、こまめに進捗と期限を確認する。

ちがうよ。間違ってるよ！

正しいディレクターの仕事は

• プログラマ、クリエイターに無理のない仕様にプランナーと調整する
  • 実現出来ない/難しい仕様は差し戻す
  • そのために、開発仕様・デザインレギュレーションを理解する
• 工数を見積もる
  • 聞く前に必ず”自分で”工数を見積もる
  • 仕様を実現するための開発手法、やる事リストを想定する
  • 実際に掛かる「工数」と「期間」を別で考える
  • 「Yes」「No」で回答できるレベルにしてからヒアリングしにいく
• スケジュールを引く
  • プログラマ、クリエイターの現タスク量を常に把握する（聞かない）
  • 「1日で出来ますよ。」と言う言葉を信じない。見積もりと現タスク量から判断する
  • 「無理なく」実現可能で、最も早い組み合わせを考える

そして最も大事なのは

作業着手したら作業者を信じてほうっておく。

これが一番難しくて一番大事。

何か問題が起きた場合に、すぐに相談して貰える信頼関係がないと成り立たない。

相談して貰えないディレクターは「相談しても、面倒臭い事になるだけだしな…」と思われている。

起きた問題は、エンジニア・クリエイターの手を借りずに解決出来る力を持ってますか？

まとめ

• エンジニア、クリエイターに「負担」を書けるディレクターは居ないほうが良い
• ディレクターがエンジニア、クリエイターに話しかける時は全てが自分の中で消化出来てから
• 「すぐに相談される能力」必須
• 「問題解決出来る能力」必須

Permalink | 記事への反応(1) | 17:51

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