2015-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20150108202746

よくこれだけの事をお認めになったと思います

暴力は許されざるものです、況や性的暴力をや。

そして暴力を振るわれた人間暴力に恐怖し憎悪するのは殆ど不可避の事であり、

それ自体なんら恥ずべきことではなく、それでも尚己を責めて恥じ入ってしまう事も不可避で、

にも関わらず「考えすぎだ」などと被害当事者責任転嫁する外野の態度は暴力を加担していると同時にそれ自体暴力です。


その線において元増田さんはなんら間違ったことを言っていないと思うのですが、

問題男性問題の解決を委ねている点にあると思います

元増田さんの論述はある一つの前提に根ざしていますよね、

男性暴力主体であり女性(自分)は収奪される弱者であるという前提。

元増田さんは、すべての男性頭が悪いと書いていますが、これは全ての男性強者であるという意味だと捉えました、違っていたらすみません

しかしこの発想の行き着く先は一つではないでしょうか? それは暴力による教化肯定です。

言い換えれば、暴力を、暴力による恐怖を廃絶する為に暴力(男性)に頼ろうという発想。

凡そ父権社会とはそのようなものだったのだろうなと推測致します、曰く「男は強くあらねばならぬ」

でも考えてもみて下さい、暴力に恐怖しない強さを人に求める行為というのは、ちょっと暴力以外の何物でもないでしょう?

それは暴力被害にあった女性自己責任を求める態度と相似関係にある発想です。

先述したように「強くなれ(お前は弱い)」という言葉こそが権力を産み出すものであり、それ自体暴力なんだと思います

ならどうするか?

幸いな事に、災いな事に、この社会は有形無形の暴力に溢れています

元増田さんと同様に暴力に傷つき疲れた男性というのは沢山居るはずです。

その人はきっと元増田さんが抱えている暴力への恐怖や嫌悪を当然のことだと言って受け入れてくれる事でしょう。

そのような事のために人は人を求めるものだと思います

そしてそう言う他者は多分貴方のすぐ近くにだっているでしょう。

どうぞ良き出会いを。

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