2014-12-25

ぼくはクリスマスイブの夜に一人でとても感動したんだ

みんな聞いてくれ。

ぼくはクリスマス今日(正確には24日の夜だから昨日の夜のことなのか)とても感動したことがあるんだ。

それはみんなも簡単にできることなんだ。ぜひみんなにも伝えたい。

昨日は、一人で寂しくイブの夜を迎えようとしていたんだ。

でも、せっかくのイブだ。豪華にしたいじゃないか。どうする?

大好きなラーメン屋でもめったに頼まない全部乗せを頼んじゃう?

いや、ラーメンなんてそんな大衆めいたもの食べるのか?

ステーキだ。ステーキにしよう。

ちょっとまてよ、一人でイブの夜にステーキなんか食べていたら、

いかにも、ボクは独り身なんです、でもイブの夜だから贅沢しているんです的な雰囲気が出ちゃうだろう?!

駄目だ。小心者のぼくはそんな重圧には耐えられない。

会社の中でだれよりも先に退社して、あたか今日は用事があるんです的な

雰囲気をだしつつ、そんなことを頭の中で考えながら、家を目指していたんだ。

このまま家に帰っても何もない。何もない環境イブなんて迎えることはできない。

かといって、一人で外食する勇気なんてない。

電車に乗って自宅最寄の駅を目指していたとき、ふと電車の中でひらめいたんだ。

そうだ。ファミマにはおいしそうなチキンを売っていたはずだ。

今日イブだ。イブといえばチキンだろう。

そして、コンビニなら、店員に「こいつイブなのに独り身かwww」的に思われるかもしれないが、

そんな考えは簡単に排除できる。その心理的な戦略をここに暴露しよう。

それは、偶数個、買うことだ。

ジュースでもいい、酒でもいい、チキンもだ。

偶数個買うことだ。

とたんにコンビニ店員の心象はどうなる?

じつに愉快だ。

ぼくはコンビニ店員とのイブの夜の攻防戦に

戦略的に勝利したのだ。

ちょっとまて、この書込みは一体何を伝えたかったのか方向性がずれてきたが、

そうだ。ぼくはこのあと、とても感動したことがあったのだ。

そう。それは突然にやってきた。

家について、冷えた部屋に暖房をつけ、スーツのまま、

ぼくは冷たいビールに口をつけ、

さきほど購入したチキンを軽くレンジでチンして、

そのチキンをそっと、しか肉汁を服にこぼさないように口へ運んだんだ。

その瞬間、ぼくは驚いたね。

何にかって?

そのチキンの味にだよ!

そのチキンの味はぼくの想像はるかに超える美味しさだったんだよ。

イブというスパイスが、その味にしたのではなく、

しかに、チキン自身がおそろしく美味しかったんだ。

ぼくは、おもわずチキンをいれていた包装紙に目をやったよ。

そこにはなんて書いてあったと思う?

プレミアムチキンと書いてあったんだ。

ぼくはこの一瞬を将来わすれることはないだろうね。

イブのよるにプレミアムチキンを食べて、

しかもその味はほんとにプレミアムだったんだ。

ちきんは、ケンタッキー以外みとめないと考えたこの僕が

コンビニチキンにやられてしまうとは、

ほんと、世の中どうかしてるぜ!

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