http://anond.hatelabo.jp/2014102618105
ざっくり書くと「強い息+声帯の緊張=良い声」なわけだけど、ふだんから大きい声出す人(工事、ガソリンスタンド、教師etc)は「強い呼気」はすでにある。
なら「声帯の緊張」とは何か?
ギターの弦に例えると、声帯が「弦」で息が「弾く指」。つまり声帯の緊張とは、弦をピンと張らないと音がでないという意味。
注意したいのは「喉の緊張」ではないこと。体がガチガチに緊張してると動けないでしょ?ということ。必要なところだけ緊張させる必要がある。
しかし声帯を緊張させる感覚なんて、普通はよくわからないはず。だから訓練が必要。
では簡単な訓練で何か良いのがあるのか?だけれど、個人的には「プッシング法」がおすすめ。
ぐぐれば分かる医療系のテクニック。手のひらを胸の前で拝むように合わせて押しながら声を出すというやり方で、腕は当然緊張するけれど、喉とかには不必要な緊張が出にくくて良いと思う。
訓練の目的は「声帯の緊張」を理解することなので、訓練という手段と目的が入れ替わらないように気をつけたい。そこを混同すると、合唱コンクールで変な顔をすることになる。
やり過ぎの目安は、喉がかれやすいとか痛いとかの感覚があるかどうか。緊張の度合いは息とのバランスなので、どれぐらい強いとかは一概に言えない。
それよりも、自分が好きな歌手のライブに行って、できれば生歌聴いて、んで真似してみるのが訓練としても効果的じゃないかな。
http://anond.hatelabo.jp/2014102618105
”腹から声が出せない・腹式発声が出来ない人は~~”とあるが、一人でそんなことしてもあまり役に立たないだろうなーという内容。
「しゃべり声が微妙」と「歌が上手く歌えない」と「腹式呼吸ができない」はぜんぶ別。
ざっくりまとめると、
「しゃべり声に問題がある」→自分一人でがんばらず、さっさと音声外来のある病院に行くべき。行く必要ないなら、それは自分の声を気にしすぎているだけ。
「歌が上手く歌えない」→プロだって上手く歌えない人いっぱいいるんだから、色々勉強してがんばってください。
「腹式呼吸ができない」→「腹式呼吸」はただの言葉なので、「腹式呼吸ができない」は「歌が上手く歌えない」とほぼ同義。がんばってください。