退職してもうそろそろ半年ぐらい経つが、退職後は抑鬱状態が発生していない。
収入がなくなることに不安はあったが、会社を辞めたのは正解だったと思う。
うつ病がひどくなって2年ぐらいは耐えた。
ある日、出勤途中で不安感と吐き気が止まらなくなり、家まで逃げ帰った。それから会社を1週間休んだ。
長く休んでいるわけにはいかなかったので耐えながら出社していたが、全く生きている実感がなかった。喜びはなかった。
仕事は何も楽しくなかった。帰宅しても何も楽しくなかった。休日も鬱々としていた。毎日が地獄だった。
仕事仲間はいい人たちばかりだったのでたびたび休むことが申し訳なかった。
死んだ方が楽かもしれないと思った。
自殺を考えたときに、なんで会社のために苦しまなければならないんだと思った。
このときに自殺ではなく退職を選んだ自分を褒めたいと心から思う。
貯金はある。1円も収入がなくても、これまでと同様の生活をしても2年は生きれる。質素に生きれば3〜4年は大丈夫かもしれない。
再就職は可能だろうか。年齢的に難しいかもしれない。
独立は可能だろうか。再就職より成功率は低いだろう。だが不可能ではないかもしれない。
死ぬよりはましだ。
今死ぬよりは絶対にましだ。
実際には退職を決断するまでにかなり時間がかかったし、上司に退職の意思を伝えるまでに時間がかかったし、きりのいいところまで仕事が終わり引き継ぎが終わるまでに時間がかかった。
それでも退職することができた。
そして今でも生きている。
それも幸せに生きている。
将来に対する不安はある。
食えなくなるときが来るかもしれない。
でもなんとかなるかもしれない。
天気予報はハズレだ。