「○○にあまり夢をみないでほしい」
大抵の子どもは猿だ。天使のようで聞き分けのよい子どもばかりではない。あなたが「よく躾の行き届いた子だ」と思っている子どもは、過剰な脅しにより人格を歪ませている可能性もある。それもこれも、「子どもはこうあるべき」というあなたのような周囲の人に期待に応えるため、親がひどく子どもを脅しているのかもしれない。そんな子どもが、意見を述べる場を与えられたら、きっと言うだろう。「子どもにあまり夢をみないでほしい」
大抵の上司は部下と同じくらいの能力しかない。つまり、おおむねポストに見合った能力をもっていない。部下の面倒が特別よく見られるわけでもないし、上手に扱えるわけでもない。努力して、できるふりをしているだけだ。特別に人格的に優れているわけでもない。怒鳴ったとしたら、そこに何か深遠な考えがあるわけではなく、単にイライラしただけだ。心の中で、きっと思っているだろう。「上司にあまり夢をみないでほしい」
大抵の社会は不平等で不健全で、努力が報われず人権は尊重されず、思うことはかなわない。人は人の意見を聞かないし、どんなにまともな意見に見えてもそれが社会で共通了解になるとは限らない。正しい施策は実施されず、声高に子どものような意見を述べる人が幅を利かせたりする。民主主義はうまく働かない。しかし、誰かが陰謀をめぐらしているというわけではなく、人間が不完全であるように社会もまた不完全であるに過ぎない。社会に意志があったとすれば、きっと言うだろう。「社会にあまり夢をみないでほしい
増田はただのチラシの裏であって、人力検索でもなければ良識の府でもなく、ぬるい居心地のいいSNSでもなければ、知恵袋でもない。あなたの書いた意見は、他の数多くのゴミと同じようにチリに埋もれてほとんどレスもなく消えていく定めだ。たまに返事があっても、返事もゴミに過ぎず、しかもあなたの欲しい言葉は一つも書いてない。それは、増田に集う人がいじわるだからではなく、ただあなたが増田であるようにみんなもまたあなたであるからだ。だから「増田にあまり夢をみないでほしい」
それでも人間は夢を見る。勝手に人に期待をし、勝手にがっかりし、勝手に人をくたびれさせる。
何千年もそうしてきた。昨日も、今日も、そして明日も。勝手に他人に夢を見る。そして、意外なことに、なんだかそれで進歩とかしたりもする。
すべての女性に母性があるわけでも、家事ができる能力が備わっているわけでもない。 なんでも完璧ににこにこ飲み込めるわけじゃない。 私は子どもなんて大嫌いだし、嫌なことを言...
「○○にあまり夢をみないでほしい」 子どもにあまり夢をみないでほしい。 大抵の子どもは猿だ。天使のようで聞き分けのよい子どもばかりではない。あなたが「よく躾の行き届いた子...