エロと割れ、金儲け、欲望を満たそうとするエネルギーが集まる場所だった。
自分の利益と、欲望と、興味を満たそうとするエネルギーが、推進力となってネットを巨大にしていった。
ゼロ年代に入った頃、ITバブルが弾け、ギラギラは一周して、ネットはアイディアや思想の討論の場になった。
自分の利益を追求するだけでなく、「あったらいいね」を形にする場にもなっていった。
いつまでも続く学園祭のような、夢と未来の間にあるような空間、そんな気がしてた。
放送とインターネットの融合やら、日本初のP2Pネットワークが世界を席巻とか、本気で信じた時代があった。
Web2.0とかいう言葉が流行って、これからは凄い飛躍が待っていて、国や企業じゃなくて、ネットが世の中を変えていくと思ったりもした。
結局、堀江貴文は逮捕され、Winnyは違法ソフトのような扱いになり、テレビとインターネットの融合なんてものはやってこなかった。
出る杭が打たれたあとのネットは、悪口と妬みだけの、ぜんぜん建設的じゃない世界になった。
主導権は企業と国に逆戻りした。
そして、2010年代、今に至る。
「オタクこれだけ出来るんなら、俺らが本気だしゃ楽勝」くらいに考えてたんだと思う。
地上波デジタルの双方向性とやらは、昔ながらのテレゴングと大差がない。
最近じゃ技術で攻めるのは無理とわかってきて、クールジャパンとか萌えとかゆるキャラとか、お手軽に金を稼ごうとしてる。
企業も完全に乗り遅れた。
そいで、今のネットは、バカの自己顕示と、妬みや恨みをばかりだ。
あと5年後のネットは、今より楽しくなるのだろうか。
エロと割れ、金儲け、欲望を満たそうとするエネルギーが集まる場所だった。 ぷっぷーw
アジア諸国のネットであの時代のギラギラの片鱗が時々見えて懐かしくなる