★家の近くの図書館で、何万冊蔵書があるのか調べてみたが、9万冊もあった。
いわゆる中央図書館でなく、ブランチの図書館なのに、9万冊もある。
1日1冊のハイペースで読書しても、全部読破するのに247年掛かる計算。
自分も247年も生きる自信もないので(せいぜい40年?)、
全蔵書の読破は断念せざるを得ない。
逆に言うと、今図書館に並んでいる本の中で、生きている間に読破できるのは
★因みに、日本国内の年間出版点数は6万点とも9万点とも言われている。
いわゆる「書評家」というのは、200点/日を全部読破しているとも思えないが、
いくら速続が出来ても、1日に5冊も読破できるとは思えないのだが、
書評家の「第一次選考」から外されてしまって、読んですらもらえなかった
残りの195冊/日は、そのまま日の目を見ることなく、国会図書館で死蔵されるのか?
(因みに、献本制度もザル制度なので、献本されてないケースも結構多い)
★自分が子供の頃の出版点数って、せいぜい2万冊/年程度だったんだな。
今はその頃の3~4倍のハイペースで、出版点数が積みあがっているんだな。
当時(70年代)の図書館とかなら、「そこにある蔵書を、一生掛けて読破する」ことも
可能な程度の蔵書量だったのか?
★現代が、40年前の3~4倍のハイペースで出版されている、というのは、
ある意味で、我々の文化文明が成長した証、ということだと思う。
現在の大卒者人口は、当時(70年代)の大卒者人口の3~4倍はあるだろうから、
その分が年間出版点数の増大に繋がったと思う。
(見方を変えれば、大卒者がインフレ化した、コモディティ化したともいえる)
あと、70年代だと、有閑知識人が少なかったが、現代だと有閑知識人が増えて、
本を書く時間的余裕が増えた、というのもある。
団塊の世代がリタイアのタイミングだし、現役世代だって、週休2日制のおかげで
「週末に本を書ける」環境になってきた。