2013-04-24

教員だった私が心を病んで、派遣社員になった話。

大学を出てからずっと、ついこの間の3月まで教員をしていた。

このご時世にありがたいことに、正採用だ。

仕事やりがいがあって楽しかった。

新人の私にも責任ある仕事をたくさん任せてもらえて、悩みながらもやりぬいた時にはちょっとした自信になった。

子どもたちは素直でかわいかった。

本気で怒ることもあったり、呆れてしまうような言動もあったりして、

向き合うのはいつも全力だったけれど、そういうところも全部ひっくるめてかわいかった。


ある日、授業を終え、職員室に戻ってコーヒーを淹れていると、突然涙が止まらなくなった。

ちょうど行事前で忙しいな、疲れているな、という自覚はあった。

しかし涙である

悲しいわけでもないのになぜだか後からから涙が出てきて止まらない。

こんなんじゃ生徒の前にも出られないので、時間休をもらって病院に行ってみた。

すると、しばらく休養が必要だと言われた。

なんだか納得行かなかったけれど、まーそんなもんか、疲れてたのかな、と思いつつじっくり休んだ。


2週間ほどして、気持ちも落ち着いた(と感じた)ので、病院に行った。

ちょうどその頃は大きな学校行事の直前だったので「どうしても仕事に戻りたいんです」と先生にお願いした。

先生は渋い顔をしていたが、強く頼み込んでなんとか復帰の許可をもらった。

その帰り道、喫茶店コーヒーを飲みながら「ああ、今頃生徒たちはどうしているんだろう」と考えた瞬間、また涙が止まらなくなった。

繰り返すけれど、悲しいという気持ちはない。

ただただ涙が止まらなくなった。異様な光景だったと思う。


これはおかしい。

そう思って私は、その足で再び病院へ引き返した。

そして、さらに3ヶ月の休暇が必要、という診断書をもらった。


それから暫くお休みをもらってしまったけれど、結果的に自ら退職を選んだ。

もう続けられないと思った。


そんなわけで、この4月から派遣社員をしている。

派遣社員は楽だ。

周りの人達は忙しいだとか給料安いだとか、いろいろ言っているけれど、

教員の頃のように、週7日勤務なんてことはありえない。

今までの生活では、平日は10時間、土日は8時間勤務が普通だったので、

決められた時間に帰ることが出来ることが新鮮だ。

昼食だって自分のペースでゆっくり食べられる。

そして何より、家に帰って仕事のことを考えなくていい。

教員との一番の違いはここだと思う。

手取りは月6万減、ボーナスも入れると年収100万近く減ったことになる。

責任の大きさと給料というのは比例するのだ、ということを、私はこの経験を通して初めて知った。

どちらが良いのかは、今はまだわからない。

  • http://anond.hatelabo.jp/20130424212814

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