シャーチェという本を読んだ。チベットの方。
わりと牧歌的な中国の奥地に近衛兵と毛沢東が来た10年をつぶさに描写した写真いっぱいの本。
結局シビアかつユーモラスにみんな「自己反省」をやらされてた。
身近な女子供が牙を剥いたことでお坊さんとか地位が高かった人に深い傷が残ったそうだ。
本には載ってないけど拷問されて殺されたという話もある。
そんなに自虐芸見たかったのか。責め、壊した方はいっときだけ共産党でいいおもいできた。なによりスカッとしただろう。
上にくいこめた人もいるし、でも今生き残ってるのは単なる地元のおばさんやってるそうな。
責める側に立てたとおもったけれど上手く時流にのりそこねて投獄され解放されてすぐ病死とかもいる。
それだけ訊くと、あるいは写真だけみていると結構、まあまあ、牧歌的(そういう表現だという意見は留保)。
某台湾出身の文化大革命で亡命した大金持ちの作家さんは、チベットについてはちょっと筆致がぬるい。
あそこはとんでもない田舎だからと。そうなのだ。牧歌的すぎて、金で人が動かないほどなのだ。高速道路も造れないほどの。
その作家さんは日本でおこった学園紛争も見ている。学園紛争では警察官と赤軍が死んでいる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%AD%A6%E7%94%9F%E9%81%8B%E5%8B%95
善意は自己反省で計れるとした共産主義は熱のようにぶりかえして、
でも今、日本は善意が金で計れなくなっちゃってる。振っても叩いても満足な金など出ない貧乏人同士の世の中になる。
そうなったときまた共産主義によくにたモンスタークレーマーがきて、金が出ないならと自虐芸としての鬱病的対応を要求する。
急に理不尽をいわれた人は、なるべくうまくショックを受けて悲しそうな顔をつくらなければならない。
そうして本当に憂鬱な一生を送るのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00000106-san-bus_all とまどいと反発