2012-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20120701223246

詳しい返信を頂き、ありがとうございます

まさか、ここまで詳しく解説いただけるとは思いませんでした。

けれども問題は「まがいものであることそのものではないのです。歌われることは「まがいもの」でも構わないのです。

「まがいもの」でない歌などないという言い方も、ある意味では出来るでしょう。

しかしその「まがいかた」については、まるで自覚的であるように思われないのです。

 確かに、「まがいもの」でない歌を探す方が難しいでしょうし、仮にあったとすれば別の名前で呼ばれると思います

 「まがいもの」でない小説は、小説ではなく、「ノンフィクション」や「ルポタージュ」と呼ばれるように。

 で、その「まがいかた」の問題点が下記引用部分ですよね。

 問題は、その歌が志向する希望やゴールの設定そのものが、現実における恋愛人間関係をつくる観点から見ると

 明らかに奇妙で受け入れ難く、それにもましてゴールに至るプロセスに、対象を慮る、人間扱いする視点が抜け落ちている

 これは、一言で言うと、歌詞に描かれている恋愛関係や人間関係が、非現実的ということでしょうか?

 

 それならば、「ワールドイズマイン」を「根が暗い」と指摘している点は納得がいきます

 「関白宣言女性版だ。」との指摘もありますし。実際に、「ワールドイズマイン」に歌われているような性格女性とは、良好な関係を築けないと思います

 「メルト」の場合は、男性の描写でしょうか?

 なお、この質問意図ですが、元増田の「根の暗さ」の意味が解らなかったんです。

 捻れや歪み、悲しみ…そのものを選ぶこと、歌うこと自体は今に始まったことでもなく、決してまずいことでもありません。

 度を超していると感じるのです。というよりも、そもそも最初から明らかに制御されていないものばかりです。

 表現えげつないということもそうですが、それ自体は本質ではありません。まずさの本質は「根の暗さ」。

最初に上記引用部分を読んだ時、「根の暗さ」とは、「内向的」や「内省的」や「陰気」という意味なのかなー、「死」や「別れ」を歌っていることなのかな。たしかVOCALOID楽曲には多いなーと思いました。で、納得しかけたんです。具体的には、小林オニキスサイハテhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2053548)、もじょPの丸子橋まで(http://www.nicovideo.jp/watch/sm7085927)、なんとかPのキツネ目のあの子(http://www.nicovideo.jp/watch/sm14240097)とかを想像していました。それで、実際にランキングを見たんです。そしたら、「ワールドイズマイン」や「メルト」が入っているから、「根の暗さ」の意味がわからなくなりました。それで、思わず聞いてみたんです。

  • あなたの非常に真摯な返答をいただいたことに、まずは感謝の気持ちをお返ししたく。 これは、一言で言うと、歌詞に描かれている恋愛関係や人間関係が、非現実的ということでしょ...

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