2012-02-02

浪人失敗して欝になったら人生積んだ

俺は現在21歳。この年で受験生だ。

はいわゆる進学校落ちこぼれ。高1の時は模試偏差値70近くあったけど、高2からは右肩下がり。全く勉強しなかった。

きっかけはとある本。「世界一簡単な東大合格法」みたいなタイトルだった。要はこんな問題集をやれば東大に受かるよ、というもの

とりあえずこの本に書いてある本を買って、やった気になっていた。「学校勉強無視しよう!」なんて言葉だけ都合よくとって先生の話は聞かなかった。そういう日々が続きついに受験期へ。もちろん勉強なんかする気になれなかった。今からやっても到底間に合わないと思ったからだ。

結果、山形大学不合格

笑ったよ。自分馬鹿さ加減に。でもまだココロのどこかで「勉強しなかったんだから落ちて当たり前」「俺はやればできるんだ」そう思ってた。

で、浪人生活が始まる。・・・うまくいくはずがなかった。2年間でついた怠け癖は治らなかった。そしてもちろんこの年も不合格

自分は何も学習しちゃいなかった。もう自分のすべてが嫌になり、気づいたら欝になってた。

療養すること2年目の10月。俺はセンター試験を受けることに。実質3浪だからもう就職できないことは知っていたが、せめて大卒資格が欲しかった。

でも勉強なんてしなかった。ヤル気なんてわかなかった。目の前が崖なのに揚々と勇んで歩けないのだ。

正月三が日が過ぎたころセンターを申し込んだことを思い出し、勉強をし始める。10日間の勉強で600点だった。

そして今小学校から好きだった宇宙に関する学科受験しようとしている。院にまで進むつもりだ。

決して偏差値の高い所ではない。旧帝でもない。しかし本当に好きなことを勉強しようとしている。

就職できないのは知っている。もう人生終わっているのも知っている。

でも最後ぐらい本気で走ってみようと思う。目の前の崖からいっき飛び降り、豪快な水しぶきを上げ最期を飾りにいく。

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