2012-01-21

右手を上げても治療を中断するとは一言も言っていない





ある、歯科医院での場面。




あなたの都合で止めるとは一言も言っていない

痛かったら手を上げて教えてくださいね


手を上げたら小休止しまから

とは、一言も言っていない。

勝手患者側が思い込んでいるだけ。



患者様だぞ!!

これは、「患者大事に扱われるべきだ」という

患者側の権利意識、簡単に言えば大柄な態度と心理が関係しているのだと思う。

歯科医師も衛生士さんも、一言も「痛い=あなたの都合で、治療を止めます」とは発言していない。

教えたからって休止するとは一言も言っていない。

どこまで炎症が進んでいるかとか痛みがどのくらいの深さとか知りたい。

あくまで治療ベース治療に必要な情報であって

患者の心性や感じ方を知りたいわけではない。

あくまで、口腔の状態を知りたいのだ。




■逆誘導尋問

誘導尋問

間違った前提を気づかせない質問。

そして人は時に、

自分自身に誘導尋問的な事を行っている。

ようするに自分勝手に、都合よく解釈する。

見たい事実しか信じない。

自分大事にされるべき患者だ、という間違った前提を持っているか

痛い→不快→尊重してもらえる→小休止すべき、というイラショナルビリーフになる。




■プチ処方箋

こういった

晒し者にならないためには

人間自己中心的に考える生き物なんだ」と言う前提に立って、

相手の役割立場で物事を考える能力が必要なのではないか




□おまけ


歯周病にかかっていると早産のリスクが高まる。

歯周病菌は女性ホルモン栄養源として好み、女性ホルモンが大量に分泌されると

簡単に増殖します。










「歯が無い人が認知症になる危険性は、歯がそろっている人の約2倍。」

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