■anond:20240317234009

俺の親とか未だにアニメと漫画見ようとしないけど、よく分からん現実版なろうみたいな恋愛ドラマ見てるの意味分からん。

私の母親もそうである。

観察:

• 実写ドラマ、実写映画のみを見る。しかも陳腐でエンタメに寄ったようなものを好む。複雑なストーリーや隠喩などは理解できないようである。
• 母の好みは「家政婦のミタゾノ」(だっけ？)や「昨日何食べた？」(実写ドラマ)のようなもの。不倫とか恋愛のこじれとか。キャラクターというより、役者が何を演じているかを楽しんでいるようだ？(嬉しそうに、〇〇さんが何々している、と話すことがある)
• また、映画はわかりやすい筋書きを好む。ジョン・ウィックを見たときは、アクションと犬が良かったとのこと。チャプター4の勝利の女神の意味なんて1ミリも気づいていなかった。
• 母は女友達に無理やりフリーレン1話を見せられたが、「何が面白いか分からない」とのこと。さっぱり理解できないという調子であった。
• 勧善懲悪を好む。妙に処罰感情が強く、悪いことをしたキャラクターが罰を受けないと不満そうにする。

推測:

• 現実の人間がなにかしている作品でないと感情が動かされないのでは？人間として野性的とも感じられる。
• アニメが気に入らないのは現実の人間の顔がそこにないからと推測。感情が動かされないのだろう。
• フリーレンを見ての感想は、コンテキストを読む能力が無いことを示唆。
• 物語を見て現実と重ねたり、自身の過去と重ねたり、あるいは示唆を読んだりすることがないのかもしれない。
• 母は映像作品を創作物としてではなく、第二の現実として楽しんでいるのではないか？

というのも、ハリウッド映画などを見ていると、叫んだり息を呑んだりするのだ。「見ていられない」シーンや、痛ましい負傷をするようなシーンで。

多分、母はブレードランナーやインセプションを見ても、訳が分からないだろう。ロイの感情や入れ子の舞台を読み解けるようには思えない。

今日の結論:

カスみたいな筋書きの実写ドラマでキャイキャイやってる層というのは、テレビのそれが廃れないのを見ると、かなり厚いのだろう。

おそらく普遍の理である。GREEとかセックス・アンド・ザ・シティが流行った人間社会の中では。

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