2023-12-06

「男らしい」と言われ続けてきたが、昭和生まれで良かったと思う

私は子どもの頃に、よく「男の子みたい」と言われていた。

女の子友達は少なく、男の子友達が多かった。

中学生くらいになると、自分は実は男なのかも知れないと思うようになった。当時読んだレベルEというマンガで、一見女性に見えても実は男性というケースがありうると知ったからだ。

当時はたまに自称が「俺」になることがあった程度には倒錯していた。

高校生くらいになると俺呼びは収まり、それ以降の人生普通に私呼びで過ごすことになる。

大学はほぼ男子校と言える理系単科大学に進学した。人生初の彼氏もできた。この辺りで、私は普通に女だな、という結論が見えた。

ただし、ネット上ではネナベをやっていた。けれど昔のインターネットは男のふりをしないと普通に話ができない空間だったから、それは自分の中ではノーカンだ。

しかし、大学卒業してから不景気だったのもあり女ばかりの職場パートをすることになったが、そこでも先輩方からあなたは考え方が男だ」と言われ続けた。

だが、最終的に男性結婚して子どもも産み、兼業主婦をやっている。

ここに落ち着いたからこそ断言できるが、今の時代思春期をやらずに済んで、本当に良かったと思っている。昭和生まれでよかった。

もし今中学生だったら、きっと自分トランスセクシャルだと思い込んでいただろう。場合によっては、周囲に「あの子トランスセクシャルだ」などというラベルをつけられていたかも知れない。

実際は思春期の気の迷いであり、俺呼びもただ痛い俺女だったという黒歴史であるだけだ。

でも、当時はそんなことな絶対に分からないのだから、きっと自分は本当は男なのだと思い、場合によってはホルモン治療などにも手を出したかも知れない。

そうなったら、一体どんな人生を歩んでいただろうか。

楽天的な私のことだから、それでも結構幸せ人生を歩んだかも知れない。

実際、今の世の中はトランスに寛容であろうとし始めている。理論的には、きっとその方がいい時代だ。

けれども、私たちは気をつけなければならない。思春期に揺れる子ども性自認あくまで見守るように。

その問題は、私の子問題であったとしても、私の問題ではない。

本当の意味子ども自身性別認識できるように、イネイブラー的な振る舞いは厳に慎まなければならないだろう。

  • 「女の子が二次性徴を嫌がるのはあるある、というのは大人の女ならわかってる」 「本格的に性適合治療をするのはガチトランスでもハードル高い」 「ある趣味嗜好を男らしい・女らし...

    • その別世界とあなたが今いらっしゃるところは同じ地球の上に乗っかってるのだから、この先どうなるのかは分からないと思う。 だから今から気をつけよう、という主旨で書いたよ。

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