2023-10-09

技術立国目指したければ経済観を持ったほうが良いよ

エリートって正面突破物事をやろうとするよな。自作ニューラルネットライブラリを作ったりとか、GPU自作したりとか。

俺は以前「ソフトウェアレバレッジ」という記事を書いて馬鹿にされた者だが、正面突破系の連中はマジでリスク概念を持っておいたほうが良いぞ。

アンチパターン一見見えるかもしれないが、モバゲーGREEが一斉を風靡した時代投資コストが非常に低いのに莫大な利益をもたらすことが業界でわかっていたはずだ。

正面突破も確かに魅力はあるかもしれない。つまり技術優位性を確保できるということだ。そのような技術投資する他国がいないので有利になる可能性があるということだ。

しかし、ソフトウェアというのは効率産物だ。一度作ったらそれを様々なところへ配布できることに魅力がある。

システムを開発して、一回きりで終わりというのではレバレッジは効かない。特定の汎用システムを作り、世界中へ配布してこそレバレッジが効くのである

しかも作ったソフトウェアは無制限コピーできるので、物理製造よりも圧倒的にレバレッジが効く。

そもそも金融においてレバレッジとは、他人から借りた資産自分資産比率のことである

ソフトウェアにおける一つのレバレッジ形態は、フリーオープンソースソフトウェア(FOSS)ライブラリ使用することで、開発者他人コード活用し、より少ないコードベース提供される機能を倍増させることができる。

あるいはブログプラットフォームレバレッジはわかりやすいかもしれない。コンテンツユーザーに作らせ、そこに検索エンジンからアクセスを獲得する。そしてプラットフォームシステム提供者は、広告を載せることで利益を獲得する。

これは「コンテンツ作成ユーザーに肩代わりする」という形態レバレッジである。一度プラットフォームが有名になり、誰もが使うようになれば、非常に低い労働コストで高い利益を獲得することができる。

なにより、広告産業レバレッジは最も魅力的な形態だろう。インターネットを通じて広告効果は極大化される。

手の込んだFF14のようなオンラインゲームというのはGREEなどと比較すると正面突破的であり、レバレッジ世界ではないかもしれない。

しかし、日本人の正面突破気質は、それはそれで良い気はする。あとはグロバライゼーションと売り込みのセンス

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