2023-01-02

20代前半が紅白を見ながら思ったこ

ホッテントリに入っていた記事https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20221231-00330955)とそれに対するブコメを読んで思ったことを書く。あくま個人感覚に過ぎず、先の記事のようなデータに基づいた分析ではない。

同じ年代の人5人で集まって紅白を見ていた。どの人もそれなりに音楽聴く方の人だと思う。趣味ギターをやっていたり軽音に入っていたりした人たち。

俺は楽器とか弾けないけど、音楽は人並みより聴くという認識。参考までに、Spotifyが教えてくれた「去年のトップアーティスト」5つはmy little airport中谷美紀フィッシュマンズくるりNujabes。ああ、そういう系統か、と思ってもらえればよい。ただ音楽趣味はみんなわりとバラバラ。さっきのSpotifyリスト日本アーティストが多いけど、もっと洋楽中心の人もK-POP中心の人もいると思う。

さてそんな面子で見たとき別にいまの流行曲だからみんな知ってるとかはない。いまセットリストhttps://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_63aa433fe4b0d6724fb7e745)を見ながら思い出しているけど、紅白を見ながらみんなが一部でも歌を口ずさんだりして盛り上がったのは、鈴木雅之Perfume、ウタ(Ado)、Vaundy、あいみょん藤井風、篠原涼子ゆず関ジャニKinKi Kids石川さゆり福山雅治とかか。

たとえばKing Gnuとか髭男とかSaucy Dogとか、アーティストは知っていても紅白で歌った曲まで知っているとは限らない。音楽が好きでも(あるいは音楽が好きだからこそ)そんなに熱心にバイラルチャートを追いかけていない人の方が多いと思う。

から逆にみんながちゃんと知っている曲って夏色とか硝子の少年かになるんだよな。歌手としての篠原涼子を知っているのは一部の世代では? みたいな反応もあったけど、「恋しさとせつなさと心強さと」くらいは知ってる(ほかは全然知らんけど)。むしろ、わりと親世代小室哲哉の影響にあって車とかで流してがちだと思う。Get Wildとかだってまだ流行ってるしな。

夏色、硝子の少年桜坂あたりを「おっさんに媚びたラインナップ」とか言う人もいたけど、その世代の人がそう感じるのはそれで合ってるだろうけど、たぶんいまの20代もどれもかなり知ってるし、カラオケで歌っても全然大丈夫なレベル。下手な流行曲よりむしろさない。紅白出てないけど、丸ノ内サディスティックなんて必ず誰か歌うような感じ。

から月並みなことを言うようだけど、音楽の聴き方が変わってみんなが知ってる流行曲というものが少なくなって(たとえばTikTokとかで流行ったりした曲は、TikTok見ない層にはまったくわからないし、アニメ主題歌とかはアニメ見なければ知らない)、90年代とか00年代流行曲が、もちろんごく一部だろうけど、しぶとく生き残っているという話だと思う。

でもそれは20代から音楽の聴き方が変わったからというだけじゃなくて、別に40代でも50代でも自分が生まれる前かかなり幼い頃の流行曲を何曲も知っているはずで、後世においても愛唱される作品というのがどの時代にもあって、夏色とか硝子の少年とか桜坂はもうその域なので、別に必ずしもおっさんに媚びたラインナップでもなくて、むしろ万人向けに用意しているんじゃないかと思った。まとまらない話だけど。

ちなみにみんなが一番盛り上がったのは桑田佳祐バンド。最高にかっこよかった。

  • ところで例の「日本の音楽は低音だせないダメダメ文化だぁよ」てなツイッタラーのご指摘には、どうおもわれましたか?!

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん